よつばちゃんの食を楽しむ取材ノート。

2014年5月21日

日本のロングセラー商品を知る「亀の子束子(たわし)」後編

日本でも、そして海外でも長く愛される亀の子束子。
後編では、具体的にたわしの使い方やお手入れ方法、気になる新製品について引き続き、株式会社亀の子束子西尾商店の広報部課長、石井 淑子さんにお話をお伺いします。
よつば たわしとひと言でいっても、いろんな形があるのですよね?
どのように使い分ければいいのでしょうか。
亀の子 テフロンやホーロー、ステンレス等、傷の付きやすいものには、棕櫚たわしをお勧めしています。
形状やサイズもいろいろとありますが、底までしっかり洗いたい茶碗や湯飲み、急須等には、「よりどころ(ホワイト・ブラウン・棕櫚たわし極〆No6)」がいいでしょう。
この形状は、表に針金が出ていないので、両端や側面のどこを使っても食器を傷つけることはありません。手の小さな方や、握力の弱い方にも握りやすく洗いやすいと評判ですよ。

また、カルカヤたわしは、植物繊維カルカヤ根100%のとってもかたいたわし。
頑固な汚れに強いです。油を吸収せず、水をはじくので乾きも早く、衛生的に使えますよ。


よつば 基本的な使い方ですが、どのように使えば良いのでしょうか。
亀の子 定番の「亀の子束子1号」は、根菜類の泥落としにご活用いただく方が多いです。
泥付きの根菜を水につけて軽くこすってみてください。
とくにごぼうは皮をむいてしまうよりも、たわしでこすってから調理すると香りよく仕上がります。
よつば そうですね!
有機栽培の野菜を亀の子束子で洗って皮ごと調理をする料理家の先生がいました。
たわしで野菜をこすっていると、野菜本来の色がみるみる鮮やかにあらわれてきて、こんなにきれいな色なんだ、とはっとしました。
丁寧に下ごしらえをすることで、食材を大切に食べたい気持ちにもなりますね。
亀の子 そうなのですね、それはうれしいです。
使い方の注意点としては、あまり力を入れてこすると、汚れと一緒に対象物に傷をつけてしまう可能性もあります。
たわしの繊維と汚れが密着するように、力を入れずに円を描くようにこするのがポイントです。
繊維の点の集まりが同じ箇所を往復することによって、汚れをかき出します。
油汚れには、お湯を使って洗うと落ちやすいです。


亀の子 キャンプにおでかけの際にも、洗剤を使わずに汚れを落とすたわしをご活用いただく方が多いですよ。


よつば 亀の子束子は環境にやさしい洗浄道具なのですね。
これからの季節、バーベキューやキャンプに行くことも増えますし、亀の束子、必需品ですね。
さて、使った後のお手入れ方法を教えてください。
亀の子 使い終わったら汚れを水でよく洗い、水気をきって、天日干ししてください。
ふきんを干すのと同じで、できれば毎日天日干しをするのがベストですが、時間のない方も、一週間に一度は干してもらえたらと思います。


亀の子 たわしの間に入りこんだ汚れは、もうひとつたわしを用意して、2個をこすりあわせると簡単にとれます。
キッチンで食品まわりの洗浄等に使う場合は、2、3カ月を目安にお取り換えいただくと衛生的に使用できます。 亀の子束子は丈夫で耐久性に優れていますので、キッチンを卒業しても、まだまだ活躍してくれます。 キッチンからお風呂場やトイレ、そして外階段から庭へ。家の中から外への順番で、場所を変えてお使い下さい。
よつば 今のキッチンには、スポンジたわしをメインに使う方が多いかと思いますが、どのように使い分ければよいのでしょうか。
亀の子 スポンジたわしは「面」で洗うのに対して、たわしは、繊維の1本1本の「点」で洗います。
でこぼこした根菜や、まな板の包丁傷、ざるなど、隙間の汚れをかきだすのが得意です。 ただ、注意点としては、洗う対象物に合ったたわしを選ばないと傷をつけてしまう可能性がありますので、洗うものによって使い分けていただければと思います。
よつば なるほど!用途に合わせて使い分ければ良いですね。
ところで、期待の新製品があるのだとか?
亀の子 5月17日発売の「白いたわし」です。
色、形、素材が画期的で今年ブレイク間違いなしと期待しています。

素材は、サイザル麻繊維を使用したものと、パームヤシの実の繊維を使ったものの2種類。
サイザル麻繊維は、やわらかく手に吸い付くような使い心地が特徴。
ヤシの実の繊維は、髪の毛を脱色する時に使用する過酸化水素水で白く脱色した安全なたわし。
どちらも、少々の油汚れであれば洗剤を使わずに汚れを落とせます。


よつば 「白いたわし」!
スタイリッシュさがあり、どんなキッチンにも合いそうですね! たわし自体の汚れ具合も分かりやすそうですね。
実際にいろいろなたわしを見て触って買える場として、本社に直営ショップがあるそうですね。
亀の子 そうなのです。
東京都北区にある本社は、関東大震災の影響を免れた社屋。
大正11年頃の西洋建築の建物で、直営ショップも併設しています。


亀の子 店舗の横には、棕櫚の木もありますよ。
棕櫚の木といわれても、馴染みがないように思われますが、写真を見ていただければ分かるように、庭に植えている方も多いんですよ。


亀の子 直営ショップには、たわしのシャンデリアがあったり、ヤシの木製の棚に商品を陳列していたり。
どなたでも気軽に入れるように扉は開放していますので、どうぞお立ちよりください。


よつば その他、年に何度か「たわし作り体験イベント」も行っているのだとか?
亀の子 はい。まだ始めたばかりですが、毎回好評をいただいております。


亀の子 7月2日は「たわしの日」なので、7月5、6日にイベントを行う予定です。
楽しい企画を考え中ですので、お楽しみに!
詳しい事は、ホームページにて告知しますのでチェックしてみてください。
よつば 昔から変わらぬ品質とこだわりの、亀の子束子。
改めて使い方やお手入れ方法など教えていただき、ありがとうございました。
まずは、根菜の泥落としに使ってみたいと思います。

石井さん、ありがとうございました!


ホームページ
http://www.kamenoko-tawashi.co.jp/

<< 前のページへ  |  ホーム  |  次のページへ >>