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    <title>野菜人・果物人</title>
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    <updated>2012-01-24T08:16:36Z</updated>
    <subtitle>野菜ソムリエたちがベジフルライフの一環として執筆したコラムです。是非、皆様のベジフルライフにご活用ください。</subtitle>
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    <title>第99回後編 磯村恵子さん（「磯村家のキッチンから」店主）</title>
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    <published>2012-01-24T20:05:00Z</published>
    <updated>2012-01-24T08:16:36Z</updated>

    <summary>日本の食文化と本物の味を伝えるために、一緒に勉強していく ●本物の味を知ってほし...</summary>
    <author>
        <name>831s</name>
        
    </author>
    
    <category term="磯村恵子" label="磯村恵子" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="田尻良子" label="田尻良子" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
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        <![CDATA[<h3>日本の食文化と本物の味を伝えるために、一緒に勉強していく</h3>
<h4>●本物の味を知ってほしいと始めた勉強会「シルコト」</h4>
<p class="floatleft180"> <img alt="" width="180" src="http://blog.831s.com/yasaijin/099_2_120125/images/120125-08.jpg" /><br />
「シルコト」で使う材料を準備する磯村さん<small>(1)</small></p>
<table>
<tbody>
<tr>
<td>ご職業</td>
<td>「磯村家のキッチンから」店主</td>
</tr>
<tr>
<td>座右の銘</td>
<td>まじめにコツコツ続けること</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>  一主婦から一念発起して、旬の国産素材を使った無添加ジャムの加工、販売を始めた磯村さん。<br />
　さらに、日本の古来より伝わってきた食文化が揺らぎつつあることに懸念を抱き、食の安全についても不安が増すことから、勉強会「シルコト」の開催を始めました。2009年から始まった「シルコト」は20代~70代の幅広い層の人達が参加し、味噌や豆腐、漬物などを一緒に手作りすることで、本物の味とは何かを学んでいきます。<br />
<br />
「食べることはすべての基本。食べることを見直せば、人生が変わると言っても過言ではありません。そんなことを少しでもみなさんに伝えられたらと思っています」<br />
<br />
　伝えたいことがどんどん増え、一緒に勉強していきたいと考える磯村さんは2012年からは、「シルコト」に加え、「食の見直し講座」も開講します。調理室で行なう実習中心の講座の「シルコト」に対し、「食の見直し講座」は、「きちんとたべることは豊かな人生と家族の幸せにつながる」をテーマに、受講者とのディスカッションを交えてセミナー形式で学び、デモンストレーションや実習も行います。</p>
<p class="clear" />]]>
        <![CDATA[<h4>●「バッキ洗浄法」で少しでも安全なものを食べたい</h4>
<p class="floatright230"> <img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/099_2_120125/images/120125-09.jpg" /><br />
磯村さんが開発したバッキ洗浄法のキット<small>(2)</small><br />
<img alt="" width="180" src="http://blog.831s.com/yasaijin/099_2_120125/images/120125-10.jpg" /><br />
野菜の煮物の材料は切ってから洗います<small>(3)</small><br />
<br />
<br />
</p>
<p>　磯村さんは、食生活の改善を図ったころから、食の安全に不安を持ち、たくさんの本を読んで勉強したそうです。しかし、環境や食べ物の危険性については書かれていても、では私達はどうしたらいいのかということは書いていなかったと言います。<br />
<br />
「それなら、自分でやるしかない。体に良いものを食べることより、体に悪いものを食べないことが大事だと気がつきました。そのために、バッキ洗浄法なのです」<br />
<br />
「バッキ」とは素材の段階で素材本来にない汚れを内部から引き出し汚れを落とす方法です。塩水の中に大量の空気を送りこみ洗浄します。<br />
<br />
「100％じゃないかもしれないけれど、自分で出来ることはやっていきたいですね」<br />
<br />
磯村さんが扱う商品はすべて「バッキ洗浄法」で洗っています。バッキすると素材そのものの味がより鮮明になるようです。バッキした野菜をだしと塩、少量の醤油だけで味付けした煮物をいただきましたが、野菜そのものが持つ甘さが引き出されていて、驚くほどの美味しさでした。<br />
　この独自で実践している「バッキ洗浄法」を広めたいと考え、磯村さんは、データ作りに着手したそうです。</p>
<br />
<h4>●まじめにコツコツ、そして、思い立ったらまず始めること</h4>
<p class="floatleft230"> <img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/099_2_120125/images/120125-11.jpg" /><br />
料理実習の様子、一人一人に声をかけていきます<small>(4)</small><br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/099_2_120125/images/120125-12.jpg" /><br />
今日の料理実習は玄米ご飯、わかめの味噌汁、野菜煮物、おひたし、漬物<small>(5)</small><br />
<br />
<br />
<br />
</p>
<p>　疑問に思ったら勉強する。納得できるものがなければ、自分で作り、自分で広めていく。こうした磯村さんの姿勢は、本気になりさえすれば、道は開けると私達の背中を押してくれます。<br />
<br />
「大事なことは、思い立ったら、すぐ行動すること。思うだけなら誰でもできる。そのかわり、失敗もいっぱいしましたよ」<br />
<br />
と笑顔の磯村さん。ご飯をおたまでよそう人がいると新聞で読み、これからは、料理を全く知らない人達にも、作ることの楽しさを学べる会を開きたいとも考えています。平日は工房とお店、週末はマーケットや勉強会、イベント。合間に取材も受け、<br />
<br />
「お休みはほとんどありません。仕事が趣味なのかなあ。忙しくて畑に行けないのが悩み」<br />
<br />
そうおっしゃる磯村さんですが、お肌はツヤツヤ、いつお会いしてもお元気でイキイキと活動されています。磯村さんの真摯な姿勢に基づいた好奇心、責任感、行動力は留まる事がありません。今後、どんな活動に結びついていくのか、ますます楽しみです。</p>
<br />
<br />
<p class="afterword">
<br />
※『磯村家のキッチンから』のホームページは　<a href="http://www.isomurakeiko.com/">こちら</a><br />
</p>
<address class="credit_y">
文：野菜ソムリエ　田尻良子<br />
写真撮影：田尻良子（1~5）<br />
</address>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第99回前編 磯村恵子さん（「磯村家のキッチンから」店主）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.831s.com/yasaijin/099_1_120111/" />
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    <published>2012-01-10T20:05:00Z</published>
    <updated>2012-01-23T07:20:23Z</updated>

    <summary>野菜中心の食生活から生まれた、完全無添加、国産素材のジャム ●食生活の改善を図り...</summary>
    <author>
        <name>831s</name>
        
    </author>
    
    <category term="磯村恵子" label="磯村恵子" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="田尻良子" label="田尻良子" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.831s.com/yasaijin/">
        <![CDATA[<h3>野菜中心の食生活から生まれた、完全無添加、国産素材のジャム</h3>
<h4>●食生活の改善を図り、人生が変わった</h4>
<p class="floatleft180"> <img alt="" width="180" src="http://blog.831s.com/yasaijin/099_1_120111/images/120111-02.jpg" /><br />
「磯村家のキッチンから」店主・磯村恵子さん<small>(1)</small></p>
<table>
<tbody>
<tr>
<td>ご職業</td>
<td>「磯村家のキッチンから」店主</td>
</tr>
<tr>
<td>座右の銘</td>
<td>まじめにコツコツ続けること</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>　飾らない笑顔が魅力的な「磯村家のキッチンから」店主の磯村恵子さん。ごく普通の一主婦だったという磯村さんに変化が訪れたのは40代の時。病気にならない食生活に興味を持ち、野菜中心の食生活に切り替えたそうです。その結果、家族の体調は良くなり、健康になったと実感されました。しかし、食生活の重要性に気づいたものの、甘党の磯村さんはやはり甘いものも食べたいと思ったそうです。<br />
<br />
「乳製品は取らない食生活だったので、スイーツの替わりに、果物を使ってジャムを作りました。その時に、日本には本当に美味しい果物があるのにそれが活かされたジャムがないことに気づいたのです」<br />
<br />
たくさん出来るので、おすそわけしているうちに評判となり、友人の喫茶店に置いてもらったのが今の活動の始まりと言います。<br />
<br />
　群馬県に畑を借り、野菜作りを始め、そこでの生産者との出会い、交流を経て食生活の改善を図るうちに、食品の生産、加工、流通の過程に疑問を持つようになっていた磯村さん。旬の素材の持つすばらしさを広めたいと、2004年「磯村家のキッチンから」を設立。旬の国産素材を使った完全無添加のジャムや調味料の加工、販売を始めました。</p>
<p class="clear" />]]>
        <![CDATA[<h4>●吟味された国産素材が生きる、生産者の顔が見えるジャム</h4>
<p class="floatright230"> <img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/099_1_120111/images/120111-03.jpg" /><br />
ジャムはすべて、工房で手作りしています。そして、ジャムは果物の煮物と考えています<small>(2)</small><br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/099_1_120111/images/120111-04.jpg" /><br />
柑橘系の香り高く、ほのかな苦味が魅力のマーマレード<small>(3)</small><br />
<br />
<br />
</p>
<p>　ジャムは年間を通して二十数種類。新鮮な国産素材にこだわり、その果物が最も美味しい時期に送ってもらい、すべて工房で手作りしています。生産者の姿勢にもこだわり、少なくてもひとつひとつを大切に生産している農家さんばかり。すべてのジャムは生産者の顔がキチンと見えます。<br />
　そして、安心で美味しい素材を探すことに磯村さんは労力を惜しみません。新聞で「果肉も赤~いリンゴ」の記事を見つけた時も、その足ですぐ交渉に向かったそうです。<br />
<br />
「電話で問い合わせする人はいても、実際に足を運んだのは私だけだったようです」<br />
<br />
生産量が少なく流通しない「果肉も赤~いリンゴ」ですが、磯村さんの熱意と誠意に生産者も動かされ、分けてもらえるようになりました。<br />
<br />
　また、磯村家のジャムには、昆布と塩が入っています。<br />
<br />
「ジャムは果物の煮物だと考えています。海と陸のバランスが取れるように昆布と塩を入れていますが、そうすると、味や栄養のバランスもいいように思います」<br />
<br />
確かに、磯村家のジャムは甘いだけでなく、味に奥行きや深みを感じます。素材が生きていて、体にも心にも優しい味です。</p>
<br />
<h4>●必ず自ら出向く朝市マーケット</h4>
<p class="floatleft230"> <img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/099_1_120111/images/120111-05.jpg" /><br />
マーケットのお客様の質問にていねいに答える磯村さん<small>(4)</small><br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/099_1_120111/images/120111-06.jpg" /><br />
それぞれのジャムには、素材や生産者の情報がきちんと発信されています<small>(5)</small><br />
<br />
<br />
<br />
</p>
<p>　磯村さんのジャムが評判になり、ホテルや百貨店で扱われるようになった今でも、月に数回、自ら朝市のマーケットに出向き、自分自身で売っています。自分の商品は自分のことばで、出会った人たちに伝えたいという思いからです。<br />
マーケットでお客様と会話する磯村さんは実に楽しそうです。お客様は磯村さんのことばに頷き、試食で納得し、買い物していきます。そして、お客様はみな、ここのジャムを食べたら、よそのは食べられないとまた訪れてくれるそうです。<br />
<br />
「マーケットでは、他の出店者の方々との出会いも楽しみ。ずいぶん、いろいろな方々と交流があり、助けてもらっているのですよ」<br />
<br />
　ジャムを作り、販売することで広がっていく磯村さんの世界。そして、磯村さんの熱意、フットワークはジャムだけには留まらず、さらに、活動の幅を広げていきます。</p>
<br />
<br />
<p class="afterword"><img alt="" width="150" src="http://blog.831s.com/yasaijin/099_1_120111/images/120111-07.jpg" />※日本の食文化が揺らぎつつあることに懸念を抱き、また、食の安全に不安が増すことから、磯村さんは勉強会「シルコト」の開催を始めます。そして、素材の内部の汚れを落とす「バッキ洗浄法」とは？<br />
<br />
<br />
<br />
※『磯村家のキッチンから』のホームページは　<a href="http://www.isomurakeiko.com/">こちら</a><br />
</p>
<address class="credit_y">
文：野菜ソムリエ　田尻良子<br />
写真提供：磯村恵子さん（2、3）　撮影：田尻良子（1・4・5）<br />
</address>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第98回後編 渡部明弘さん（渡部農園　園主）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.831s.com/yasaijin/098_2_111221/" />
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    <published>2011-12-20T20:00:00Z</published>
    <updated>2011-12-29T07:01:02Z</updated>

    <summary>家族と仲間と、「他の産業に負けない農業」の実現を目指す ●就農以来力を注ぐ、作物...</summary>
    <author>
        <name>831s</name>
        
    </author>
    
    <category term="原神千枝" label="原神千枝" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="渡部明弘" label="渡部明弘" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.831s.com/yasaijin/">
        <![CDATA[<h3>家族と仲間と、「他の産業に負けない農業」の実現を目指す</h3>

<h4>●就農以来力を注ぐ、作物と土作り</h4>
<p class="floatleft180">
<img alt="" width="180" src="http://blog.831s.com/yasaijin/098_2_111221/images/01.jpg" /><br />渡部農園園主・渡部明弘さんとジャンボにんにく。渡部さんの顔と比べてもその大きさがわかる<small>(１)</small></p>
<table>
    <tbody>
        <tr>
            <td>ご職業</td>
            <td>農業（渡部農園　園主）</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>座右の銘</td>
            <td>自分の限界は自分で決めるな。<br />限界だと思ったらそこからが始まり。</td>
        </tr>
    </tbody>
</table>
<p>　ぶどう農園を切り盛りすると同時に複数の野菜づくりにも励む明弘さんですが、中でも就農以来もっとも力を注いでいる作物が「ジャンボにんにく」。<br />
<br />
「母が育てた５株のジャンボにんにくが始まりですが、甘い香りとやわらかな風味が普通のにんにくとは違うと思い、本格的に生産しようと思いました」<br />
<br />
今では３反の畑をジャンボにんにくに充てています。直売所でも人気商品で、ドレッシングも商品化するなど、渡部農園の主力商品。「今後は通信販売など販路を広げていきたいですね」と、チャレンジは止まりません。<br /></p>]]>
        <![CDATA[<p class="clear" />
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/098_2_111221/images/658.jpg" /><br />循環型農業にもチャレンジ。コーヒーかすも山積みでスタンバイ。<small>(２)</small></p>

</p>　もうひとつのチャレンジは土作り。複数の作物を手がける明弘さんは、それぞれの作物に合う土作りの方法として、廃棄物を利用した循環型農業を実践しています。<br />
<br />
　これまで試したものは、米ぬか・海草・コケ・シイタケ栽培で使われた菌床のおがくずなどなど...。最近では、地元の飲料工場から出るコーヒーかすも取り入れるなど、試行錯誤を繰り返しています。<br />
<br />
　そして、「来年はもっとミネラル分を入れてみようか」と、ここでもお母様との強力タッグが光ります。</p>
<br />
<br />
<h4>●農業大学校の同期生と「農業戦隊タガヤスンジャー」を結成</h4>
<p class="floatright230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/098_2_111221/images/653.jpg" /><br />自慢のジャンボにんにくは地元でも評判。お母様オリジナルレシピのドレッシングも商品化。タガヤスンジャーのイラストも目を引く<small>(３)</small><br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/098_2_111221/images/652.jpg" /><br />「ジャンボにんにく」は手のひらが隠れるほどの大きさ<small>(４)</small></p>


<p>　「タガヤスンジャーピンクの渡部です」今回の取材はそんな挨拶から始まりました。実は、明弘さんは愛媛県ではちょっとした有名人。農業大学校の同期生と、「農業を他の産業に負けない強い産業にしよう！」と結成した「農業戦隊タガヤスンジャー」の一員です。<br />
<br />
　普段は愛媛県各地でそれぞれに農業を営むメンバーですが、定期的に集まっては意見交換や新たな企画を練っています。定期的に開催している「軽トラ市」の他、県外のイベントやマルシェにも"出動"。メンバーそれぞれが丹精こめて作った野菜・果物をＰＲしています。<br />
<br />
「今後は、松山市内に活動拠点となるお店を持ちたいと考えています。そこへ行けばタガヤスンジャーの野菜・果物の購入・仕入れができる集荷場のような場所を整えたいです。そして、『タガヤスンジャーの野菜・果物はおいしくて安心』と言ってもらえるようなブランドにしていきたいです」</p>
<br />
<br />
<h4>●若手後継者として思う、課題と目標</h4>
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/098_2_111221/images/021.jpg" /><br />ジャンボにんにく畑。収穫中も甘い香りが漂うという<small>(５)</small>
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/098_2_111221/images/5160.jpg" /><br />定期開催している「軽トラ市」。開催回数も増えるなど、認知度も上昇中<small>(６)</small></p>


<p>　日々様々なチャレンジを続ける明弘さん。目標を掲げると同時に、若手後継者としての課題も感じています。<br />
<br />
「技術的なことはたくさんの先人に学びながら時間とともに身についていくと思います。でも、例えば販路や出荷先などは今のままでいいのか？と疑問に感じることがあります。今後、強い農業にしていくためには、販路や出荷先の安定というのがひとつの課題だと思います」<br />
<br />
と、若手後継者としての課題も感じています。<br />
<br />
　タガヤスンジャーの拠点作り構想もその打開策のひとつかもしれません。そして、自身の農園を盛り上げることも園主として重要なお仕事。<br />
<br />
「一人でも多くの方に渡部農園を知っていただきたいですね。自慢のぶどうとジャンボにんにくに会いに、ぜひ遊びに来てください！」<br />
<br />
と力強くメッセージを発信してくださった明弘さん。これからの活躍に要注目です。</p>
<br />
<br />
<p class="afterword">
<br />
※渡部明弘さんのブログは　<a href="http://ameblo.jp/tagayasi-pink/">こちら</a><br />
</p>
<address class="credit_y">
文：野菜ソムリエ　原神千枝<br />
写真提供：渡部明弘さん（１・５・６）　撮影：原神千枝（２・３・４）<br />
</address>
]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第98回前編 渡部明弘さん（渡部農園　園主）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.831s.com/yasaijin/098_1_111207/" />
    <id>tag:blog.831s.com,2000:/yasaijin//13.2368</id>

    <published>2011-12-06T20:00:00Z</published>
    <updated>2011-12-22T07:02:39Z</updated>

    <summary>母親と二人三脚で農業に取り組む、若き後継者 ●親の反対を押し切った、決意の農家デ...</summary>
    <author>
        <name>831s</name>
        
    </author>
    
    <category term="原神千枝" label="原神千枝" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="渡部明弘" label="渡部明弘" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.831s.com/yasaijin/">
        <![CDATA[<h3>母親と二人三脚で農業に取り組む、若き後継者</h3>

<h4>●親の反対を押し切った、決意の農家デビュー</h4>
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/098_1_111207/images/664_1.jpg" /><br />渡部農園園主・渡部明弘さん<small>(１)</small></p>
<table>
    <tbody>
        <tr>
            <td>ご職業</td>
            <td>農業（渡部農園　園主）</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>座右の銘</td>
            <td>自分の限界は自分で決めるな。<br />限界だと思ったらそこからが始まり。</td>
        </tr>
    </tbody>
</table>
<p>　西日本最高峰・石鎚山の麓に広がり、国の名水百選にも選出されている「うちぬき」と呼ばれる自噴水（地下水）が湧き出す水の都・愛媛県西条市。<br />
　そののどかな田園風景の中に、渡部明弘さんがお母様と二人三脚で切り盛りする「渡部農園」はあります。<br />
<br />
　明弘さんで十代目という、先祖代々続く農家の渡部家。おじい様の代からは、生産だけでなく、観光ぶどう園も本格的に開業しました。</p>]]>
        <![CDATA[<p class="clear" />
<p class="floatright230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/098_1_111207/images/656.jpg" /><br />二人三脚で農園を切り盛りするお母様とは意見交換も活発。<small>(２)</small><br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/098_1_111207/images/655.jpg" /><br />
ぶどう作りでは色づきや形作りも重要。出来栄えをチェックする明弘さん。<small>(３)</small><br />
</p>

</p>　明弘さん自身も高校卒業後は愛媛県立農業大学校に進学するなど、家業を継ぐ意志が強かったのだろうと思いきや、「農業を継ぐことは、まったく考えていなかった」と意外な答えが返ってきました。「農業という大変な仕事に専念させることは親としても心配で、最初は猛反対しました」と、お母様も続けます。<br />
<br />
　それでも農業大学校を卒業後就職した県の果樹研究センターで、偶然にもぶどう栽培を研究するグループに配置された明弘さん。<br />
<br />
　会社員の道を進むか、農家を継ぐか悩んだ時期もあったと言いますが、ぶどう農家を訪問していくうちに、「自分も生産者としてやってみたい」と、気持ちが変化していったといいます。<br />
<br />
　そして果樹研究センターを退職、平成20年に、渡部ぶどう園・渡部農園の若き後継者として、専業農家の道を歩き始めました。</p>
<br />
<br />
<h4>●自慢のぶどうは30種以上。野菜づくりも多種にチャレンジ</h4>
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="180" src="http://blog.831s.com/yasaijin/098_1_111207/images/048.jpg" /><br />
珍しい品種も楽しめる渡部農園のぶどう園。<br />こちらは「ウィンク」<small>(４)</small><br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/098_1_111207/images/657.jpg" /><br />複数の野菜・果物を栽培している渡部農園は、園内の散策も楽しい。キーウィフルーツもたわわに実っています。<small>(５)</small></p>


<p>　ぶどう園の自慢は、30種類を超える豊富な品種のぶどうを楽しめること。"ウィンク"や"ハニービーナス"など、明弘さんの口からは聞きなれない名前が次々と出てきます。<br />
　ぶどうは植樹から花をつけるまでに4年を費やすそうで、「まだ収穫できていない品種もいくつかあります」と、その種類は現在も増加中。どうしてそんなにたくさんの種類を手がけているのでしょうか？<br />
<br />
「母は、この地域の中では、栽培をした農作物の品種数が一番多い生産者なのではないかと思うほど、様々な作物・品種の栽培にチャレンジしてきました。自分で何でも試してみたい！　多くの品種を生産したい！　という旺盛なチャレンジ精神を、私も受け継いでいるのだと思います」<br />
<br />
　ぶどうだけでなく、きゅうりやリーフレタス、ほうれんそうなど、数種類の野菜の栽培も手がけている明弘さん。紅芯大根やプルーンなど、栽培可能な農作物に次々とチャレンジしているのもお母様譲りかもしれません。<br />
<br />
「あの品種はうまくいかなかったね」「この品種はもうちょっと試してみようよ」そんな会話に母と息子の微笑ましい二人三脚振りがうかがえます。</p>
<br />
<br />
<h4>●人とのふれあいを大切に、農業を盛り上げたい</h4>
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/098_1_111207/images/674.jpg" /><br /><br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/098_1_111207/images/670.jpg" /><br />出荷先のひとつ、地元ＪＡ周桑の「周ちゃん広場」<small>(６)</small></p>


<p>　明弘さんが作るぶどうや野菜は地元のＪＡ周桑が経営する直売所「周ちゃん広場」や県内外の飲食店や生協などに出荷されています。特に珍しい品種に関しては、入荷状況の問い合わせが入ることもあるほど、注目度は高いようです。<br />
<br />
　生産者として農作物に関わっているだけでは、生活者の声を直接聞くことはなかなかできませんが、「観光農園は生活者の方と対話できるのが魅力」と、明弘さんは言います。<br />
<br />
「ぶどうも、実が落ちやすい、日持ちがしないなどの理由で、市場に出回ることがない品種がたくさんあります。そのような農産物を直接楽しめるというのは、観光農園ならでは。今後は野菜の収穫体験なども取り入れていきたいです。生産者としても、新しい作物へのチャレンジのきっかけや励みにもなります」<br />
<br />
と、生産地に足を運んでこその楽しみ方を語る明弘さん。人とのふれあいを通して農業を盛り上げたいと考えています。</p>
<br />
<br />
<p class="afterword"><img alt="" width="150" src="http://blog.831s.com/yasaijin/098_1_111207/images/652.jpg" />※なんでもチャレンジ　―　後編ではそんな若き後継者・明弘さんの取り組みに迫ります。
<br />
<br />
<br />
<br />
※※渡部明弘さんのブログは　<a href="http://ameblo.jp/tagayasi-pink/">こちら</a><br />
</p>
<address class="credit_y">
文：野菜ソムリエ　原神千枝<br />
写真提供：渡部　明弘　さん（４）　撮影：原神千枝（１・２・３・５・６ ）<br />
</address>
<]]>
    </content>
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    <title>第97回後編 徳丸幸代さん（阿蘇丸漬本舗 徳丸漬物）</title>
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    <published>2011-11-21T20:02:00Z</published>
    <updated>2011-12-05T07:15:14Z</updated>

    <summary>漬物屋から、全国へ誇れる阿蘇ブランドを誕生させたい ●漬物一家が考え始めた、阿蘇...</summary>
    <author>
        <name>831s</name>
        
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    <category term="神林春美" label="神林春美" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="徳丸幸代" label="徳丸幸代" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.831s.com/yasaijin/">
        <![CDATA[<h3>漬物屋から、全国へ誇れる阿蘇ブランドを誕生させたい</h3>

<h4>●漬物一家が考え始めた、阿蘇のこれから</h4>
<p class="floatleft180">
<img alt="" width="180" src="http://blog.831s.com/yasaijin/097_2_111122/images/07.jpg" /><br />阿蘇丸漬本舗　徳丸漬物　女将・徳丸幸代さん<small>(１)</small></p>
<table>
    <tbody>
        <tr>
            <td>ご職業</td>
            <td>阿蘇丸漬本舗　徳丸漬物　女将</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>座右の銘</td>
            <td>何事もあきらめない！</td>
        </tr>
    </tbody>
</table>
<p>「うちのお店が、阿蘇の観光にお役に立てたら...」、折に触れそうおっしゃる徳丸漬物の女将・徳丸幸代さん。女将さんが、もともと専業農家だった徳丸家にお嫁に来たのは、今から30年前。<br />
<br />
「大根農家だったじいちゃんの代の時、漬物メーカーから大根を塩漬けにして出荷してほしいと頼まれたのが、お漬物屋の始まりなんですよ」<br />
<br />
と、昔を振り返ります。今では常時10種類程の定番お漬物が並ぶようになり、新感覚の商品作りにも息子の将悟さんが大活躍。頼もしい徳丸家の後継者です。</p>]]>
        <![CDATA[<p class="clear" />
<p class="floatleft180">
<img alt="" width="180" src="http://blog.831s.com/yasaijin/097_2_111122/images/08.jpg" /><br />かれこれ10年以上、毎年お中元・お歳暮に選んでくださる地元のお客様も多く、送られた方から改めて注文をいただくことも。今では全国から注文が入ります<small>(２)</small></p>

</p>「息子は、熱心に県や農業関係の講習会に足を運んでは、刺激を受けて帰ってきている様子です。最近では、講習会で聞いてきた『第6次産業』について、熱く語ってくれて...。我が家は今、漬物屋として、阿蘇のために何ができるかを、真面目に考え始めています」。<br />
<br />
　第6次産業とは、「第1次＝生産」「第2次＝加工」「第3次＝流通・販売」を、「1×2×3」と掛け合わせた考え方。独立・分類していた各産業が総合的に関わり合い付加価値を生み出していくというものです。<br />
<br />
「この考えに出会ってからは、息子の商品開発も、より地元・阿蘇を意識するようになった気がします」と話す女将さん。「町興しせんと！」という息子さんの言葉を、とても頼もしく感じているようです。</p>
<br />
<br />
<h4>●町の想いはひとつ、「第6次産業の阿蘇へ...」</h4>
<p class="floatright180">
<img alt="" width="180" src="http://blog.831s.com/yasaijin/097_2_111122/images/011.jpg" /><br />キャッチフレーズは「まるごとトマチキムチ」。熊本県農商工連携100選にも選ばれた『あいこの気持ち』は、パスタにしても美味しい新感覚のお漬物です<small>(３)</small></p>


<p>　そして、この第6次産業を考える上で欠かせないこと。それは「行政との連携」と女将さんは即答します。<br />
<br />
「やはり、加工や販路に関しては、個人の農家や商店の力では限界があります。うちの漬物であれば、新商品を開発する時、試作の段階から行政の方に力を貸してほしい。もちろん、販路についても同じ。どんなに良いものを作っていても、残念ながら営業方法が分からず、収入が上がらない農家やお店は多いんです。だから、行政の方との連携は絶対に不可欠。第6次産業の考えの下、阿蘇ブランドと言える特産品を一緒に創り出していきたいです」<br />
<br />
　そしてさらに女将さんは、「若い世代の柔軟なアイデアも絶対に欠かせない」と断言。「特に漬物は"昔ながら"というイメージがありますが、若い方に新しい農産物や加工食品を教えてもらうことで、より商品も広がっていくはず」と、期待を膨らませます。</p>

<p class="clear" />
<p class="floatright230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/097_2_111122/images/010.jpg" /><br />野菜はすべて手作業で下ごしらえ。ミニトマトの皮も一つ一つ手でむいていきます。塩にもこだわり、高級な天然塩を使い漬け物を漬けます<small>(４)</small></p>

<p>また、「品種や収穫時期、加工などちょっとした特徴や違いがあれば、阿蘇の特産としての売り込みは充分可能」と話すのは、JA阿蘇の岩下悟さん。<br />
<br />　
　阿蘇の皆さんのお話を聞く限り、生産から販売まで各産業に従事する者が一つになっていきたいという想いは既に共通のよう。「第1次産業の阿蘇から、第6次産業の阿蘇へ...」という共通認識を持ち始めた段階だと言います。</p>
<br />
<br />
<h4>●全国へ誇れる、阿蘇ブランドの誕生へ向けて</h4>
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/097_2_111122/images/012.jpg" /><br />「下手でお恥ずかしい」と言いながらも、心を込めた絵手紙をお客様へ送ることも。季節の野菜果物、お花を描くことが多いそうです<small>(５)</small></p>


<p>　温暖な九州の中で、四季がはっきりと表れる地域・阿蘇。一面の雪景色に、春を待ちわびる気持ち、夏の濃い緑の山々や夕日に暮れる秋のぬくもりなど...、女将さんは、阿蘇の日常風景をブログに綴るのもお上手な方です。<br />
<br />
「ブログには、商品だけでなく、町や家族のこともお伝えしたいと思っています。これも阿蘇のために、私も役に立ちたいという気持ちから。阿蘇のために町興しになる商品を作りたいという想いは強いんです」。<br />
<br />
　これからは、漬物にこだわらず、加工に的を絞っていきたいと言う徳丸漬物さん。今年は、地元ホテルの料理長とともに、アイコのシロップ漬けを開発。フレンチの前菜に色どりを添えているのだそうです。</p>

<p class="clear" />
<p>　「今注目しているのは、九州ではまだめずらしい白ネギにアスパラ、それにリンゴ。どれもここ数年、阿蘇で力を入れている農産物。農家だけでなく、地元の調味料メーカーとも相談して、いくつか試作を進めています。阿蘇の魅力を、全国に届けたかとです！」<br />
<br />
　新商品、そして阿蘇の将来について話す時、朗らかな中にも真剣な表情を浮かべる女将さん。"徳丸漬物"の女将さんは、"阿蘇の町"の女将さんに近づいていくようです。</p>
<br />
<br />
<p class="afterword">
<br />
※『阿蘇丸漬本舗　徳丸漬物』のホームページは　<a href="http://asomaruzuke.com/">こちら</a><br />
</p>
<address class="credit_y">
文：野菜ソムリエ　神林春美<br />
写真提供：徳丸幸代さん（５）　撮影：神林春美（１ー４）<br />
</address>
]]>
    </content>
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    <title>第97回前編 徳丸幸代さん（阿蘇丸漬本舗 徳丸漬物）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.831s.com/yasaijin/097_1_111109/" />
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    <published>2011-11-08T20:02:00Z</published>
    <updated>2011-11-21T07:41:42Z</updated>

    <summary>阿蘇の大自然とともに、家族・地域の絆で生まれるお漬物 ●町の観光案内所を目指す、...</summary>
    <author>
        <name>831s</name>
        
    </author>
    
    <category term="神林春美" label="神林春美" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="徳丸幸代" label="徳丸幸代" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.831s.com/yasaijin/">
        <![CDATA[<h3>阿蘇の大自然とともに、家族・地域の絆で生まれるお漬物</h3>

<h4>●町の観光案内所を目指す、阿蘇山麓の小さなお漬物屋さん</h4>
<p class="floatleft180">
<img alt="" width="180" src="http://blog.831s.com/yasaijin/097_1_111109/images/01.jpg" /><br />阿蘇丸漬本舗　徳丸漬物　女将・徳丸幸代さん<small>(１)</small></p>
<table>
    <tbody>
        <tr>
            <td>ご職業</td>
            <td>阿蘇丸漬本舗　徳丸漬物　女将</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>座右の銘</td>
            <td>何事もあきらめない！</td>
        </tr>
    </tbody>
</table>
<p>　熊本市から南へ50km。一両編成の南阿蘇鉄道はガタンゴトンと音を立て、手の届く距離で雄大な風景をくぐり抜けていきます。阿蘇への訪問者を降ろす高森駅は、「終着駅」の名を欲しいままにするかのようなのどかさ。降り立つ人の多くがホームでカメラを構えます。<br />
<br />
「目の前のギザギザ頭のお山は、根子岳って言うんですよ。古い神話では、阿蘇の五岳は兄弟に例えられていてね、根子岳は一番下の弟なんです」<br />
<br />
と、まるで観光ガイドのように名所を説明してくれるのは徳丸幸代さん。南阿蘇で家族でお漬物屋さんを営む「徳丸漬物」の女将さんです。</p>]]>
        <![CDATA[<p class="clear" />
<p class="floatright230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/097_1_111109/images/02.jpg" /><br />お漬物はすべて手作り。収穫したその日に、塩に漬けないと浸透率が悪くなるため、夜中まで作業が及ぶことも。お店前で大根を干す様子も、恒例の風景です<small>(2)</small><br /><br /><br /><br /></p>

<p>　最近では、阿蘇の名水を汲みに途中立ち寄ってくださる方へ観光案内することも楽しみなのだと言います。<br />
<br />
「阿蘇のイメージと言うと、多くの人が、まずは大自然、そして草千里って言うとでしょ？」<br />
<br />
と、温かみのある熊本弁を話す女将さん。朗らかな笑顔も相まって、誰もがほっとさせられる優しいお人柄ですが、阿蘇の観光に対しては人一倍強い想いを持つ方。<br />
<br />
「阿蘇には良いイメージがあるのに、残念なことに、実はコレと言う特産品がなかとです」<br />
と、地元を憂うお話には表情も変わります。</p>
<br />
<br />
<h4>●阿蘇の若者が生み出した、新作・ミニトマトの漬物</h4>
<p class="floatright230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/097_1_111109/images/03_2.jpg" /><br />「ミニトマト専門農家になって6年。アイコ中心に珍しいものを10種類程作りながら、今は品種を絞っている段階です」と語る谷川洋一さんと一緒に<small>(３)</small><br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/097_1_111109/images/05.jpg" /><br />完熟したアイコを丸ごとキムチに漬けた『あいこの気持ち』。一口で食べられ、しっかりとした弾力ある歯ごたえも楽しめます<small>(４)</small><br /><br /><br /></p>


<p>「特産がない」という地元の声に対し、この数年、新しい感覚で勝負しているのが息子の将悟さん。若干23歳ながら、観光事業に力を入れる町長さんからの期待も大きい若き開発担当です。<br />
<br />
「ヨッ、開発部長！と、いつもはからかっているんですけど、息子のアイデアにはわが子ながら感心しています。昨年、息子が開発したミニトマトのキムチ漬物『あいこの気持ち』は、トマト王国熊本の地元テレビ局からも取材を受けたほど。アイコを丸ごとキムチに漬けたピリッと辛い夏季限定の新作で、パスタに絡めても美味しい一品です」。<br />
<br />
　定番のお漬物が並ぶ中、若い世代の方がお店に立ち寄るきっかけともなったと言う、この『あいこの気持ち』。実はこの新作誕生にはもう一人、阿蘇の若き力が注がれています。<br />
<br />
　その一人とは、将悟さんの高校の先輩でもあるトマト農家・谷川洋一さん。実はアイコはヘタの取れやすい品種で、それが出荷の際の悩みだったと言う谷川さん。「ヘタはなくとも味は同じ。特徴を活かしながら加工できないものか？」という谷川さんに応えたのが、徳丸さん一家でした。<br />
<br />
「九州では、ヘタが取れたことでトマトの値段が半分になってしまう現状を、女将さんはよく理解してくれているんです。『生産者が主体となって儲かっていかないと、結果として阿蘇の人は困ってしまうのよ』と、農家と想いを一つにしてくれる人です」<br />
<br />
と谷川さんは話され、畑の様子をよく見に行く女将さんとも冗談を言い合うほど気心知れた仲です。</p>
<br />
<br />
<h4>●近所の農家さんあってこその、阿蘇らしい漬物作り</h4>
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/097_1_111109/images/04_2.jpg" /><br />「受粉も一つ一つ手作業。できる限り農薬を減らすため手間もかかりますが、ひごむらさき作りはやりがいがあります」と話す、本田寅雄さんと一緒に<small>(５)</small><br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/097_1_111109/images/06.jpg" /><br />「お店を構えてからは、なんとか10種類位に増えました」という女将さん。家族経営で、すべて手作りで作っているため、「精一杯頑張って10種類です」と話されます<small>(６)</small><br /><br /><br /><br /><br /></p>


<p>　実は、徳丸漬物さんで漬ける野菜は、一年を通してほぼ阿蘇の農家さんのもの。春の阿蘇高菜、夏のトマト、秋のなすに、冬の大根と、そのほとんどをご近所から仕入れています。「阿蘇の観光案内所になりたい」と言う女将さんの言葉を表すように、当然ながら「阿蘇らしさを...」と、商品にも年々強い想いが込められていきます。<br />
<br />
　中でも、熊本県やJAとともに商品化を実現した、赤なすの系統を継ぐ阿蘇の新品種『ひごむらさき』の浅漬けは、徳丸漬物だけのお漬物。赤紫の薄い皮と種の少ないまっ白な実は、浅漬けになったことで、よりその色の美しさを際立たせています。<br />
<br />
　生産農家のお一人、本田寅雄さんによれば、「ひごむらさきは長さが20cmから30cmのずしりとした大きななす。葉も大きくその分、実に影ができやすいため一枚一枚手作業で葉を取るなど手間がかかります」。しかし本田さん曰く、「それでもやはり農家として、阿蘇らしいめずらしい品目を作りたかった」のだとか。<br />
<br />
　現在、この地元の力が集結して生まれた『ひごむらさきの浅漬け』は、地域の皆さんからも非常に好評。夏から秋にかけて、全国への贈答用としても好まれる商品となっています。</p>
<br />
<br />
<p class="afterword"><img alt="" width="150" src="http://blog.831s.com/yasaijin/097_1_111109/images/012.jpg" />※＜後編＞では、「もっと町全体が手を携えてこそ、阿蘇の特産が生まれるはず」、そう語る阿蘇の漬物一家「徳丸漬物」さん。「第1次産業の阿蘇から、第6次産業の阿蘇へ...」という意識の下、若い世代や行政との連携に期待する女将さんが描く将来についてお話をうかがいます。
<br />
<br />
<br />
<br />
※『阿蘇丸漬本舗　徳丸漬物』のホームページは　<a href="http://asomaruzuke.com/">こちら</a><br />
</p>
<address class="credit_y">
文：野菜ソムリエ　神林春美<br />
写真提供：徳丸幸代さん（２、４）　撮影：神林春美（1・3・5・6）<br />
</address>
]]>
    </content>
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<entry>
    <title>第96回後編 梁守壮太さん（やなもり農園　園主）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.831s.com/yasaijin/096_2_111026/" />
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    <published>2011-10-25T20:00:00Z</published>
    <updated>2011-11-08T06:27:32Z</updated>

    <summary>農業の『楽しい！　面白い！』を引き出す『やなもり哲学』 ●野菜作りの理論を学びた...</summary>
    <author>
        <name>831s</name>
        
    </author>
    
    <category term="尾崎美鈴" label="尾崎美鈴" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="梁守壮太" label="梁守壮太" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.831s.com/yasaijin/">
        <![CDATA[<h3>農業の『楽しい！　面白い！』を引き出す『やなもり哲学』</h3>

<h4>●野菜作りの理論を学びたくて農業大学に入学</h4>
<p class="floatleft180">
<img alt="" width="180" src="http://blog.831s.com/yasaijin/096_2_111026/images/00665.jpg" /><br />『やなもり農園』園主　梁守壮太さん<br />アスパラガスは雑草に余分な苦みを取り除いてもらいます。「生でもうまい！」 <small>(1)</small></p>
<table>
    <tbody>
        <tr>
            <td>ご職業</td>
            <td>『やなもり農園』園主</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>座右の銘</td>
            <td>仕事も遊びも楽しく面白く</td>
        </tr>
    </tbody>
</table>
<p>　既成の農業の枠を飛び越え、楽しく自由に活動する梁守さんですが、現在のような独自のスタイルを築くまで、どのような道を歩んでこられたのでしょう。<br />
<br />
「大学卒業後は、教育委員会を経て教師をしていたのですが、親父が身体の調子を悪くしてしまって。それで家業を継ぐことにしたのです。ところが、父の時代の農業は、昔ながらの慣習に従ったやり方で、なぜこうするのか等、納得できないことが多かったのです。理論を学びたくて農業大学に入学しました」<br />
<br />
ここで得た知識が、現在の『やなもり農園』のベースになっているといいます。</p>]]>
        <![CDATA[<p class="clear" />
<p class="floatright230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/096_2_111026/images/00719.jpg" /><br />アイスとうもろこしの出来具合をチェック<small>(2)</small>
<br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/096_2_111026/images/00682.jpg" /><br />レッドオニオン収穫中。「いい出来です」<small>(3)</small></p>

</p>　例えばある野菜を作る時、種を100種近くも植えるのだそうです。発芽し、育っていく過程で<br />
<br />
「その種の持つポテンシャルがわかるんです。すごくおいしく出来る種とそうでない種があるんですね。そのなかでもおいしく出来るものだけを使い、なおかつ肥料バランスも実験していくわけです」<br />
<br />
　そう語る梁守さんは生産者というより研究者の顔。畑を見渡すと雑草がちらほら目につきますが<br />
<br />
「雑草は、野菜の苦みを取り除いてくれる役割もあるんですよ。もちろん栄養分も取ってしまうので、そのバランスが大切なんです」。
</p>
<br />
<br />
<h4>●付加価値の高い『やなもりブランド野菜』が誕生するまで</h4>
<p class="floatright230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/096_2_111026/images/00740.jpg" /><br />お米も育てている梁守さん。収穫量が限られているため限定販売です<small>(4)</small><br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/096_2_111026/images/00694.jpg" /><br />畑の合間を流れる清流で、わさびも育てています<small>(5)</small></p>


<p>　除草剤・農薬はほとんど使わず、なおかつ研究しつくされた肥料バランスと選び抜かれた種の使用。さらに土のバランスを崩さないため、1年に1度しか作らないという土壌の贅沢な使い方。こうして栽培された野菜に、遊び心溢れるネーミング。他にはない、付加価値の高い『やなもりブランド野菜』が誕生するわけです。<br />
<br />
　とはいえ、農業を始めた当初は、慣例に従い朝から晩まで農作業、早朝の市場のセリに行っては安く叩かれ・・という経験に涙を呑んだことも多かったとか。研究に時間を費やしていたこともあり、赤字続きだったことも。転機となったのは、長時間労働で身体を壊してしまったこと。<br />
<br />
「農業は、本当はもっと楽しいものという想いがずっとあったのですが、身体を壊したことで、このままじゃあかんなって思ったんです」<br />
<br />
　そこでスタイルをガラリと変え、セリに持ち込むのは、例えば100個あるうちの、最もおいしい10個だけ、といったように、最上級のものを厳選して出荷する方法にしてみました。その方法が功を奏し、次第に梁守さんの野菜は高値で取引されるようになっていったのです。最初の農園イベントを行ったのもちょうどこの頃。</p>
<br />
<br />
<h4>●自分が楽しく働くという視点から得たもの</h4>
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/096_2_111026/images/8574_2.jpg" /><br />この日はやなもり農園収穫祭。メニューも豪華です<small>(6)</small><br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/096_2_111026/images/8198.jpg" /><br />収穫直後のカラフルトマト。華やかです<small>(7)</small></p>


<p>　「お金儲けのために朝から晩まで働くという視点から、まずは『自分が楽しく働く』という視点にシフトしたんです」<br />
<br />
　そうして前述のように梁守さん独自のスタイルが確立されていったのでした。すると<br />
「自然と全てのものが上手くまわるようになって、新しいことへのチャレンジも可能になってきたのです」。<br />
<br />
　これがまさに『やなもり哲学』。この哲学を軸に、農業から無限に広がる自由自在なキャンバスに作品を描き続ける梁守さん。最近では、都会の中にある菜園レストランのプロデュースの話も舞い込んできました。さらに「今後は継承者を育てることにも力を入れたいですね」とも。　<br />
<br />
　農業の既成概念を飛び越え楽しく自由に活動するその姿は、次世代の農業を担う人たちにとって、すばらしいロールモデルになるに違いありません。</p>
<br />
<br />
<p class="afterword">
<br />
<br />
※『こだわり野菜　やなもり農園』のホームページは　<a href="http://yanamorinouen.shop-pro.jp/">こちら</a><br />
</p>
<address class="credit_y">
文・撮影：ジュニア野菜ソムリエ　尾崎美鈴<br />
写真提供：梁守壮太さん（（６）と（７））<br />
</address>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第96回前編 梁守壮太さん（やなもり農園　園主）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.831s.com/yasaijin/096_1_111012/" />
    <id>tag:blog.831s.com,2000:/yasaijin//13.2280</id>

    <published>2011-10-11T20:02:00Z</published>
    <updated>2011-10-18T07:42:07Z</updated>

    <summary>独自の哲学を展開し、農業に無限の可能性を見出す生産者 ●食べてみたい！　と思わせ...</summary>
    <author>
        <name>831s</name>
        
    </author>
    
    <category term="尾崎美鈴" label="尾崎美鈴" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="梁守壮太" label="梁守壮太" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.831s.com/yasaijin/">
        <![CDATA[<h3>独自の哲学を展開し、農業に無限の可能性を見出す生産者</h3>

<h4>●食べてみたい！　と思わせるユニークな名前の野菜</h4>
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/096_1_111012/images/00725.jpg" /><br />『やなもり農園』園主　梁守壮太さん<small>(１)</small></p>
<table>
    <tbody>
        <tr>
            <td>ご職業</td>
            <td>『やなもり農園』園主</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>座右の銘</td>
            <td>仕事も遊びも楽しく面白く</td>
        </tr>
    </tbody>
</table>
<p>　『アイスとうもろこし』『爆弾トマト』『はちみつほうれん草』・・・。思わず食べてみたい！　と思わせるユニークなネーミングの野菜の生産者は、大阪府箕面市の『やなもり農園』園主の梁守壮太さん。<br />
<br />
　関西の食業界では『伝説の生産者』とも呼ばれ、梁守さんの作る野菜は、名だたるホテル・レストランのシェフ達から引っ張りだこ。</p>]]>
        <![CDATA[<p class="clear" />
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/096_1_111012/images/8321.jpg" /><br />ちょっと珍しい白きゅうり。苦みが少なく甘い味わい<small>(２)</small></p>

</p>　そんな前評判を聞いて、取材に伺い、実際に採れたて野菜を頂いてみると・・・。おいしい！　味が濃い！<br />
<br />
「でしょ。各野菜にあわせて一番おいしく育つように、肥料のバランスを変えています。野菜の味って、種のポテンシャル・肥料の配合によって美味しく変えられるんですよ」と梁守さん。<br />
<br />
　その絶妙の肥料バランスに到達するまでには試行錯誤を繰り返したそうですが、
「うまく配合すればどんどん味が良くなる。料理と一緒ですよね。それが面白くてはまってしまって」。</p>
<br />
<br />
<h4>●野菜作りも人との関係も『楽しい・面白い』が基本</h4>
<p class="floatright230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/096_1_111012/images/7411.jpg" /><br />やなもり応援団が植え付けのお手伝い。この後は皆でBBQ<small>(3)</small><br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/096_1_111012/images/8610.jpg" /><br />イタリアンシェフによるアイスとうもろこしのニョッキも登場<small>(４)</small></p>


<p>　そう、梁守さんを語るうえで欠かせないのが"面白いか・楽しいか"ということ。<br />
<br />
「自分が楽しくないと、周りの人も楽しくハッピーにできないでしょ。野菜のネーミングもどうしたら美味しさが伝わるかって、遊び心で考えました」<br />
<br />
農園に若手シェフや友人たちを招いて頻繁にBBQや新年会などイベントを開催するのも「実際にうちの野菜の味を知ってもらえるし、皆でわいわいおいしいものを食べるのが楽しいからね」。<br />
<br />
　ビジネス的な観点よりも、『人と集まるのが好き』、というところから始まった、やなもり農園のイベントですが、それが結果として人が人を呼び、梁守さんの応援団ネットワークが形成されていったのです。<br />
　そのネットワークメンバーのシェフが経営するレストランで誕生日会や季節のイベントを開いたり、コラボ企画を考えたり。<br />
<br />
「自分の作った野菜がどんなふうに料理されているのか実際に体験することができますし、それにお客様の需要もわかりますから、今後の野菜作りにも生かせるヒントをたくさん得ることができます」<br />
<br />
　その場に参加した皆がハッピーになる状態、まさにwin-winの関係が、野菜作りにもフィードバックされているのです。</p>
<br />
<br />
<h4>●農業は大きな可能性を秘めた面白い仕事</h4>
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/096_1_111012/images/02110061.jpg" /><br />レインボーにんじんの出荷処理を行っています<small>(５)</small><br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/096_1_111012/images/12090024.jpg" /><br />地元のイベントにも積極的に参加。地域活性にも力を入れています<small>(６)</small></p>


<p>　そうするうちにイベントは次第に大がかりになり、マスコミの目にもとまるように。
本当は、人前に出るのは苦手という梁守さんですが、取引先のレストランのシェフから「梁守さんがメディアに出ることで、『やなもりブランド野菜』の知名度がアップするのでお願いしますね」と請われ、テレビなどにも出演しご自身の野菜をPRするようになりました。<br />
<br />
「野菜の栽培でも、人との関係でも、『楽しい』というキーワードを第一にしてきたら、美味しい野菜を作れるようになったし、気付けば色々なオファーを頂くようになってましたね」<br />
<br />
　現在は、店舗プロデュースや農業講師、ディベロッパーと組んで屋上緑化のプロジェクトにも参加するなど、多岐にわたって活躍する梁守さん。生産者のみに留まらず、独自のポジションを築いています。<br />
<br />
「農業というのは大きな可能性を秘めた面白い仕事です。僕は農業というキャンバスに絵を描くアーティストだと思っています」</p>
<br />
<br />
<p class="afterword"><img alt="" width="150" src="http://blog.831s.com/yasaijin/096_1_111012/images/00719.jpg" />※＜後編＞では、梁守さんが現在の独自のスタイル・ポジションを築くまでの軌跡と、そのなかで確立された『やなもり哲学』について紹介します。
<br />
<br />
<br />
<br />
※『こだわり野菜　やなもり農園』のホームページは　<a href="http://yanamorinouen.shop-pro.jp/">こちら</a><br />
</p>
<address class="credit_y">
文：ジュニア野菜ソムリエ　尾崎美鈴<br />
写真提供：梁守壮太さん（２ー６）　撮影：尾崎美鈴（（１））<br />
</address>]]>
    </content>
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    <title>第95回後編 日東寺陽一さん(株式会社はにーびー代表取締役)</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.831s.com/yasaijin/095_2_110928/" />
    <id>tag:blog.831s.com,2000:/yasaijin//13.2318</id>

    <published>2011-09-27T20:02:00Z</published>
    <updated>2011-10-11T10:31:58Z</updated>

    <summary>生産者の思いを代弁する販売者として、今、何ができるのかを模索する ●商品のすばら...</summary>
    <author>
        <name>831s</name>
        
    </author>
    
    <category term="渡邉美穂" label="渡邉美穂" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="日東寺陽一" label="日東寺陽一" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.831s.com/yasaijin/">
        <![CDATA[<h3>生産者の思いを代弁する販売者として、今、何ができるのかを模索する</h3>

<h4>●商品のすばらしさはお客様から教わった</h4>
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/095_2_110928/images/0227.jpg" /><br />日東寺　陽一さん</p>
<table>
    <tbody>
        <tr>
            <td>ご職業</td>
            <td>株式会社はにーびー代表取締役</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>座右の銘</td>
            <td>一期一会</td>
        </tr>
    </tbody>
</table>
<p>　33年間、文具卸業のやり手営業マンとして鳴らしたものの、業界の低迷を案じて業種変えを決意。残りの人生をかける商品として選んだのが「野菜」でした。仕入れは地元の無農薬野菜生産者団体、「おかげさま農場」です。</p>

]]>
        <![CDATA[<p class="clear" />
<p>　「大根を切ったときの音が違う」「持ちがいい」「味が濃くておいしい！」。自分が扱っている野菜の素晴らしさを教えてくれたのはお客様でした。<br />
<br />
「人に感謝される仕事がしたかった。うまい野菜を食べたお客さんは本当にいい顔をして喜んでくれました」<br />
<br />
　実は、野菜に関しては素人同然で転業した日東寺さんが、生産者からパートナーとして認めてもらうまでには時間を要しました。「おかげさま農場」のまとめ役である高柳さんとは、「まともに口を聞いてもらうまでに３年かかった」といいます。それだけに、生産者がこだわりぬいて育てた野菜の販売を担う立場として責任とプレッシャーを感じています。</p>
<br />
<br />
<h4>●手間のかかる「無農薬」にこだわる農家を支えたい</h4>
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/095_2_110928/images/0216.jpg" /><br />
３年かけて熟成する堆肥置き場</p>

<p>　「これからどうすればいいっぺかなあ」<br />
　毎日のように産地に足を運び地元弁で会話をかわす日東寺さん。生産者の苦難の状況は痛い程よくわかります。農家も無農薬栽培を続けることに不安を隠せません。<br />
　出荷時には自前の放射能測定器機で検査をして数値を公開しているものの、国内はもちろん、輸出に関しても売り上げは大幅ダウンしてしまいました。安全でおいしい日本産野菜の需要は戻ってくるはず。それまで、「俺がなんとかすっぺから・・」。自らを鼓舞するべく生産者を励まします。</p>
<br />
<br />
<h4>●パーティを主催し「食」で繋がる出会いの場を提供</h4>
<p class="floatright230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/095_2_110928/images/0232.jpg" /><br />おかげさま農場の大竹さんのトマト畑。産地に足繁く通い、状態を把握する日東寺さん。
<br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/095_2_110928/images/0208.jpg" /><br />近隣の産地から新鮮野菜がぞくぞく届く集荷場。毎朝野菜を箱詰めにして出荷する。</p>


<p>　一期一会、人との出会いを大切にしてきた日東寺さんは、「食」という共通テーマに関心を寄せる仲間が集うパーティを２ヶ月に１回のペースで都内で開催しています。生産者をはじめ、これまで仕事で出会った人々に声をかけ、男女問わず多い時は９０名ほど集まります。堅苦しい話は一切無し。出会いの場を提供することが目的と語る日東寺さん。「出会うことで新しい事業の話や繋がりが生まれてくれればいい」と語ります。<br />
<br />
　自らも大使館主催のパーティをはじめ、様々な会合に赴き事業パートナーと巡り会うことで、輸出を含めた販路拡大をすすめてきました。そして、契約に至る前には必ず「産地を見学してもらう」が前提。長年営業で培った交渉術や口説きのテクニックで契約まで至ったとしても、最後は「来て見て納得してもらう」のが日東寺さん流商売の基本です。<br />
<br />
　今後は、新規就農者を含めた若い生産者をとりまとめて新しい事業を始められないかと考えている日東寺さん。団体作りの規制緩和や新規就農者の生活支援策等、行政への提言も必要だと考えています。<br />
<br />
　また、ジャパンブランドの復興にむけ、国家レベルで日本野菜の安全宣言を世界に向けてアピールするべきと。農政への持論を掲げつつ、この危機を乗り越えるべく生産者とともに戦っています。</p>
<br />
<br />
<br />
<br />
<p class="afterword">
<br />
<br />
※株式会社はにーびーのホームページは　<a href="http://www.honeybee-shop.com/">こちら</a><br />
</p>
<address class="credit_y">
文・写真：ジュニア野菜ソムリエ　渡邉美穂<br />
</address>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第95回前編 日東寺陽一さん(株式会社はにーびー代表取締役)</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.831s.com/yasaijin/095_1_110914/" />
    <id>tag:blog.831s.com,2000:/yasaijin//13.2309</id>

    <published>2011-09-13T20:00:00Z</published>
    <updated>2011-09-27T11:17:46Z</updated>

    <summary>メイドインジャパンのこだわり野菜を世界に再び ●味覚は国境を超える。良さを解って...</summary>
    <author>
        <name>831s</name>
        
    </author>
    
    <category term="渡邉美穂" label="渡邉美穂" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="日東寺陽一" label="日東寺陽一" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.831s.com/yasaijin/">
        <![CDATA[<h3>メイドインジャパンのこだわり野菜を世界に再び</h3>

<h4>●味覚は国境を超える。良さを解ってもらうには試食が一番</h4>
<p class="floatleft180">
<img alt="" width="180" src="http://blog.831s.com/yasaijin/095_1_110914/images/0205.jpg" /><br />日東寺　陽一さん</p>
<table>
    <tbody>
        <tr>
            <td>ご職業</td>
            <td>株式会社はにーびー代表取締役</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>座右の銘</td>
            <td>一期一会</td>
        </tr>
    </tbody>
</table>
<p>　「形は悪いけどうまいよ。食べてみて」<br />
<br />
　毎週末に有楽町で開催されるマルシェにて、試食用のニンジンを差し出すのは、千葉県有数の農業地帯、北総台地で作られた提携農家の無農薬や有機栽培野菜をインターネット販売している株式会社はにーびーの代表、日東寺　陽一さん。そのままジュースにしてもおいしい甘く濃厚なニンジンは、ファンの多い当社きっての人気商品です。<br />
<br />
「海外でも人参は人気でしたよ」</p>
]]>
        <![CDATA[<p class="clear" />
<p>　8年前から、シンガポールや香港、タイに住む日本人駐在員向けに野菜の宅配を始めたのを皮切りに、大手スーパーや百買店、ホテル、米国の日本料理店などに向け、日本産野菜の輸出を手がけてきました。<br />
<br />
　特に経済発展の著しいアジア諸国では、富裕層の間で栽培管理の行き届いた安全な無農薬野菜の需要が高まっていました。何より評判を得たのは、その味。<br />
<br />
「言葉で説明するより食べてもらうのが一番。売り方の基本は国内と一緒です」。</p>
<br />
<br />
<h4>●海外という市場を開拓して若い生産者に夢を</h4>
<p class="floatright230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/095_1_110914/images/0258.jpg" /><br />
有楽町でのマルシェ。お客さんの声は産地に持ち帰る<br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/095_1_110914/images/0264.jpg" /><br />おかげさま農場の野菜を中心に、有機栽培無農薬野菜が並ぶ</p>

<p>　無農薬や有機栽培野菜への関心が高まりを見せてから2０年ほど経ちますが、国内で流通しているものは全農産物の0.2％に及びません。手間もかかり歩留まり率の悪い栽培法を実践する農家は未だ少数派です。<br />
<br />
　品不足からくる欠品問題、折からの不況も加わり国内でのマーケットは伸び悩んでいました。そこで目をつけたのが海外。中国産野菜の残留農薬問題もあり、香港へ転勤になった顧客へ野菜を宅配したところ、口コミや紹介で日本野菜を求める声が広まりました。<br />
<br />
　実際、海外での市場調査を重ね、メイドインジャパン野菜の需要は伸びると確信した日東寺さんは、商社を仲介し本格的な輸出業に乗り出しました。<br />
<br />
　日本産というだけで注目され、ジャパンブランドが先行しはじめるなか、無農薬で安全な本物の日本野菜を広めたいと契約を進めていました。「海外というマーケットを拡大して無農薬栽培に取り組む若い生産者たちに夢を与えたかった」と語ります。</p>
<br />
<br />
<h4>●マーケット拡大のために、農政に協力を願い出る</h4>
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/095_1_110914/images/0220.jpg" /><br />おかげさま農場の生産者、石橋農場の跡継ぎ、期待の若手。</p>


<p>　海外視察を重ねて感じたのが、売られている日本野菜のほとんどが、沖縄や宮崎などの九州産。これらの県では、行政のバックアップがあるために輸出への負担が少ないということに気がつきました。<br />
<br />
　会社を構えている香取市をはじめ千葉県は有数の農産県。輸出の玄関口となる成田空港も抱える同県に対し、県知事宛に海外貿易推進の為の予算確保の陳情書を提出しました。<br />
<br />
　日々農作物に向き合い格闘している生産者になり代わり流通を担う立場としてマーケット拡大に必要ならロビー活動さながらの行動も厭いません。<br />
<br />
　そして今年３月に発生した東日本大震災以降のこれまで経験したことのない農家の窮状を前に、何をすべきかできるのか、責任の重さをひしひしと感じています。</p>
<br />
<br />
<p class="afterword"><img alt="" width="150" src="http://blog.831s.com/yasaijin/095_1_110914/images/0216.jpg" />※＜後編＞では、異業種からこの世界に参入した理由、そして震災以降、千葉県北総台地の産地の現状を語っていただきます。
<br />
<br />
<br />
<br />
※株式会社はにーびーのホームページは　<a href="http://www.honeybee-shop.com/">こちら</a><br />
</p>
<address class="credit_y">
文・写真：ジュニア野菜ソムリエ　渡邉美穂<br />
</address>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第94回後編 近藤義春さん（築地市場仲卸 政義青果 代表取締役社長）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.831s.com/yasaijin/094_2_110831/" />
    <id>tag:blog.831s.com,2000:/yasaijin//13.2252</id>

    <published>2011-08-30T20:02:00Z</published>
    <updated>2011-09-09T04:16:32Z</updated>

    <summary>生産・流通とも利益を上げていける持続的な仕組みをつくる ●築地が好きで継いだ家業...</summary>
    <author>
        <name>831s</name>
        
    </author>
    
    <category term="橋本哲弥" label="橋本哲弥" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="近藤義春" label="近藤義春" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.831s.com/yasaijin/">
        <![CDATA[<h3>生産・流通とも利益を上げていける持続的な仕組みをつくる</h3>

<h4>●築地が好きで継いだ家業</h4>
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/094_2_110831/images/1444.jpg" /><br />政義青果　近藤義春さん<br /></p>
<table>
    <tbody>
        <tr>
            <td>ご職業</td>
            <td>株式会社政義青果　代表取締役社長</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>座右の銘</td>
            <td>「面倒くさいと思った瞬間に、幸運は逃げてしまう」</td>
        </tr>
    </tbody>
</table>
<p>　近藤義春さんは政義青果の二代目仲卸の仕事は家業です。大学を卒業後に量販店の青果部門で働いていた近藤さんですが、ある日家の仕事に就くことになりました。</p>
]]>
        <![CDATA[<p class="clear" />
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/094_2_110831/images/1446.jpg" /><br />「萩たまげなす」重さ500ｇ以上。皮は薄く、実は柔らかく、とろけるような食感です</p>
</p>「仲卸の仕事を始めたのは今から２６年前のことです。当時の景気は右肩上がりで、家業は人手が不足していたこともあり、現会長である父から声を掛けられました。幼い頃から市場にはよく遊びに来ており、築地が好きだったので、あまり抵抗はありませんでした」<br />
<br />
　直ぐに会社を辞め、気負いなく家業を継ぐことを決めたという近藤さん。しかしバブルが弾け、卸売市場も厳しい時代を迎えることになります。</p>
<br />
<br />
<h4>●人がやらないことをやる。それが仕事になる</h4>
<p class="floatright230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/094_2_110831/images/1426.jpg" /><br />場内には全国から届いた商品が。これを目利きするのが仲卸の役割<br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/094_2_110831/images/1435.jpg" /><br />珍しい商品を取り扱うからこそ情報収集は欠かせない</p>

<p>「仲卸業者の数は、ここ１５年間で３４％も減っています。産直など市場外流通の増加もさることながら、市場外から青果の仲卸に参入してきた加工食材の卸などのライバルが増えた影響が大きいでしょう。皆生き残ろうと必死です。今まで恵まれた環境でのんびりやってきた感は否めませんでした」<br />
<br />
　近藤さんは「自社の立ち位置を明確にしなければいけない」という想いから、当初の１店舗から３店舗に増床。配送体制の強化に取組み、取引先はホテル・結婚式場・レストラン・割烹など業務用需要に特化しました。<br />
<br />
「政義青果は現在、築地仲卸の中では一番のアイテム数があり、他では扱っていないような珍しい野菜もあります。これは需要動向を常に追ってニーズを探り、新商材の開発、紹介、季節のメニューの提供、生産者からは栽培状況の発信など情報面の充実に特に力を注いだ結果です。<br />
　確かに以前より手間は掛かかります。しかし人が面倒なことをやるほうが仕事に繋がるのです。そういうものは何かを考え、事業にしています」</p>
<br />
<br />
<h4>●アンテナを立て、需要と供給を結びつける</h4>
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/094_2_110831/images/1447.jpg" /><br />江戸東京野菜推進委員としてカレンダーなどをつくり販促も<br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/094_2_110831/images/10021602.jpg" /><br />丸の内の青空市場に野菜を出品。外に出て生活者の顔を見ることも大切</p>


<p>　近藤さんは仕事以外でも、雑誌の連載、都内のマルシェなどに自社の野菜を出品といった、様々な活動の場を設けています。<br />
　近年は江戸東京野菜推進委員として、東京生まれの在来品種を生産している農家と取引をし、メディアにも紹介しています。「築地と言えば江戸の台所。『築地で扱おう江戸野菜』」と銘打って各所に情報発信しているのです。<br />
<br />
　また、東日本大震災の支援にも取り組み、震災直後は風評被害で苦しんだ茨城県の野菜を積極的に仕入れ応援フェアを開催。ネット通販の企業ともタッグを組んでフレキシブルな対応をしました。<br />
<br />
「特別なことではありません。野菜に携わる人間として当然のことです。産地から野菜はどんどん届きます。市場で売れない場合は別の販路を探せばいい。直接被災地に行って炊き出しに使いたい人、支援イベントを開きたい人、アンテナを立てて見れば求めている人たちはいます」</p>
<br />
<br />
<h4>●「取引したい」と言われる仲卸を目指して</h4>
<p class="clear" />
<p class="floatright230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/094_2_110831/images/1441.jpg" /><br />「万願寺とうがらし」 長さ15cm程度ある長い果実が特徴。肉厚だが柔らかく、甘さと特有の風味があります<br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/094_2_110831/images/1434.jpg" /><br />「シシリアンルージュ」イタリア生まれの調理用トマトの代表格。生食でも美味しい<br /><br /></p>


<p>　様々な活動を通じ自らを律する近藤さん。今後は、生産者、顧客共に信頼される仲卸に成長するため、よりいっそうの商品知識の集積とサービスの拡充に努め、両者を結びつけていきたいと話します。<br />
<br />
「そのためには野菜のオールジャンルに詳しくならなければいけない。お客さんが育ってきたら、当然私たちはそれ以上に知識を身につけなければいけません。<br />
　築地には100以上の仲卸業者があります。その数ある業者の中でも、『政義青果と取引して、築地で評価をしてもらいたい』、『政義青果で買いたい』と言って頂けるよう、常に自信を持って商品を取り扱いたいです」<br />
<br />
「素人は卸売市場に入れない」というイメージありますが、近藤さんの話を伺ってから、卸業者が身近なものに見えてきました。
<br /><br />
「市場は決してクローズな場所ではありませんよ。だれでもウェルカムです。ぜひ気軽に遊びに来て下さい」<br />
<br />
　流通の中抜きが増え、卸売市場の存在意義に疑問を投げかける人もいます。しかし流通の間に入り、調整や通訳役として活躍する仲卸業者の役割の大きさをあらためて感じました。農産物流通で理想とされる生産・流通とも利益を上げていける持続的な仕組みづくり。その中に政義青果と近藤義春の存在は欠かせないものになる予感がします。
</p>
<br />
<br />
<p class="afterword">
<br />
<br />
※株式会社政義青果のホームページは　<a href="http://www.masayoshi-seika.co.jp/">こちら</a><br />
</p>
<address class="credit_y">
文・撮影：ジュニア野菜ソムリエ　橋本哲弥<br />
写真提供：近藤義春さん（青空市場）<br />
</address>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第94回前編 近藤義春さん（築地市場仲卸 政義青果 代表取締役社長）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.831s.com/yasaijin/094_1_110817/" />
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    <published>2011-08-16T20:02:00Z</published>
    <updated>2011-08-25T09:27:56Z</updated>

    <summary>生産者からも顧客からも信頼される仲卸業者を目指して ●魚河岸だけじゃない、青果も...</summary>
    <author>
        <name>831s</name>
        
    </author>
    
    <category term="橋本哲弥" label="橋本哲弥" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="近藤義春" label="近藤義春" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.831s.com/yasaijin/">
        <![CDATA[<h3>生産者からも顧客からも信頼される仲卸業者を目指して</h3>

<h4>●魚河岸だけじゃない、青果も熱い築地市場</h4>
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/094_1_110817/images/1439.jpg" /><br />政義青果　近藤義春さん<br /></p>
<table>
    <tbody>
        <tr>
            <td>ご職業</td>
            <td>株式会社政義青果　代表取締役社長</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>座右の銘</td>
            <td>「面倒くさいと思った瞬間に、幸運は逃げてしまう」</td>
        </tr>
    </tbody>
</table>
<p>　駅の改札を抜けると、すぐに鮮魚の香りが漂いました。階段を上がり左折すると、すぐに大きなコンテナを積んだ車が絶え間なく往来する様子が目に飛び込んできます。ここは東京都中央区にある築地市場。日本一の水産物取扱量を誇る世界最大級の卸売市場です。<br />
<br class="clear" />
「築地というと魚河岸のイメージが先行する方が多いと思いますが、青果物も東京では大田市場に次ぐ取扱量があります。珍しい食材が豊富にあり、他市場に比べて飲食店や料理人のお客さんが多く、専門性が高いことが特徴です」</p>
]]>
        <![CDATA[<p class="clear" />
<p class="floatright230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/094_1_110817/images/1438.jpg" /><br />築地場内青果部仲卸業者売場で店を構えています</p>

</p>　そう教えてくれたのは政義青果代表取締役社長・近藤義春さん。近藤さんの会社は、築地市場の仲卸業者として50年以上、場内に店を構えています。現在３店舗を構える政義青果の店頭では、野菜の入った段ボールがところ狭しと並び、それらを買いに来たお客さんとの会話が飛び交っています。<br />
<br />
　挨拶も済まないうちに、近藤さんを含めたスタッフが電話を片手に慌ただしく動き回り、熱気がこちらにも伝わってきました。</p>
<br />
<br />
<h4>●仲卸業の仕事と役割とは</h4>
<p class="floatright230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/094_1_110817/images/1429.jpg" /><br />店頭には所狭しと商品が並びます<br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/094_1_110817/images/1432.jpg" /><br />仕分けられた商品は市場から次々と各所に届けられます</p>


<p>　卸売市場には全国各地から様々な食材が集まります。夜明け前に荷を受けるのが卸売業者、その卸売業者から荷を買い取り飲食店や小売店などに販売するのが「仲卸業者」の仕事だと近藤さんは話します。<br />
<br />
「仲卸の役割の一つは『分荷』。毎日集まる様々な商品をプロの目で吟味して、本物をお客様に届けられるようにしています」<br />
<br />
  かといって卸から買った荷を右から左へ全部流せません。100あるうち50しか買い手がつかないこともあるし、青果は足が早いので在庫を抱えることもできません。いかに売り切っていくかというのも、プロとしての腕の見せ所です。<br />
<br />
「入荷を待つだけでなく産地と太いパイプを持つことにも注力しています。実際に作り手と顔を突き合わせれば『この商品を何とか売りたい』と熱が入ります。結果、商品から人間臭さが醸し出て、顔が見える商品になるのです。付加価値をつけて、いかに販売できるか。それが私たちの存在意義です。市場の個性は卸会社ではなく、仲卸によって決まるといっても過言ではないでしょう」
</p>
<br />
<br />
<h4>●市場に関わる人を育てる</h4>
<p class="floatright180">
<img alt="" width="180" src="http://blog.831s.com/yasaijin/094_1_110817/images/1436.jpg" /><br />どうすればその野菜の真価を引き出せるか、様々な提案を欠かしません<br />
<img alt="" width="180" src="http://blog.831s.com/yasaijin/094_1_110817/images/005.jpg" /><br />新商材セミナーに出展。場内から出て自らを売り込みます（ぐるなび大学の新商材セミナーにて）</p>


<p>「『築地で自分たちの農作物がどう評価されるか知りたい』、と考え荷を送る生産者もいます。仲卸業者はしっかり勉強してその想いに答えなければいけません」
<br />
　築地市場蔬菜部会副部会長を前年まで務めていた近藤さんは、市場で働く若手仲卸業者のため、産地のJA担当者や生産者を招いて野菜の勉強会を開催。商品の提案方法を学ぶため、実際に調理し美味しい食べ方や料理法について学びました。<br />
<br />
「築地の仲卸は世代交代が進み、２０から３０代の役員や従業員も増えてきました。若い人たちの発奮を埋もれさせてはいけません」<br />
<br />
　また近藤さんは、自社の主な顧客である料理人も育てていきたいと話します。</p>


<p>「最近は若いうちから自分で店を持つ料理人が増えてきました。でもまだ知識が不足している人も多くいます。彼らに食材の選び方から料理法まで幅広く提案することで、土台のしっかりした料理人になってもらいたい。そして彼らに『よい食材がある』だけでなく『政義青果にくれば勉強になる』と言ってもらいたいですね」<br />
<br />
　このような勉強会や情報提供なども一つの働きかけ。 生産者や顧客との持続的な関係づくりこそが一番大切だと話します。<br />
<br />
「生産・流通とも、持続的に利益を上げていける形を作ることが不可欠です。市場外流通が増加し、青果物流通の環境が激変している中、立ち位置を明確にして、選ばれる仲卸業者にならなければいけないでしょう」</p>
<br />
<br />
<p class="afterword"><img alt="" width="150" src="http://blog.831s.com/yasaijin/094_2_110831/images/1435.jpg" />※＜後編＞では、政義青果で扱う野菜のこだわりや、差別化のための取り組みを紹介します
<br />
<br />
<br />
<br />
※株式会社政義青果のホームページは　<a href="http://www.masayoshi-seika.co.jp/">こちら</a><br />
</p>
<address class="credit_y">
文・撮影：ジュニア野菜ソムリエ　橋本哲弥<br />
写真提供：近藤義春さん（新商材セミナー）<br />
</address>]]>
    </content>
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    <title>第93回後編　鈴木郁馬さん（高知県指導農業士）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.831s.com/yasaijin/093_2_110803/" />
    <id>tag:blog.831s.com,2000:/yasaijin//13.2228</id>

    <published>2011-08-02T21:02:00Z</published>
    <updated>2011-08-09T06:25:49Z</updated>

    <summary>成功を信じあきらめない！魂を込めて作り上げたサツマイモ誕生秘話 ●農業こそが自分...</summary>
    <author>
        <name>831s</name>
        
    </author>
    
    <category term="霜村春菜" label="霜村春菜" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="鈴木郁馬" label="鈴木郁馬" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.831s.com/yasaijin/">
        <![CDATA[<h3>成功を信じあきらめない！魂を込めて作り上げたサツマイモ誕生秘話</h3>

<h4>●農業こそが自分の歩む道。脱サラし、高知に単身移住</h4>
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/093_2_110803/images/001.jpg" /><br />鈴木郁馬さん</p>
<table>
    <tbody>
        <tr>
            <td>ご職業</td>
            <td>高知県指導農業士</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>座右の銘</td>
            <td>継続は力なり</td>
        </tr>
    </tbody>
</table>
<p>　高知県指導農業士として農業の普及に力を注ぐ鈴木郁馬さんは、神奈川県でリゾート開発の会社に勤めるサラリーマンでした。<br />
<br />
　彼が農業に初めて触れたのは、海外青年協力隊を目指し、八ヶ岳で派遣研修を受けた26歳の時。人間の原動力である「食」を支える農業のスケールの大きさに魅せられたのだそうです。<br />
</p>
]]>
        <![CDATA[<p class="clear" />
<p class="floatright230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/093_2_110803/images/004.jpg" /><br />魂を込めて作っているミエルスイート</p>


<p>「農業には無駄な仕事が一つもありません。台風でだめになったとしても、その経験が翌年の自分のためになる。そして工夫をすれば『作って売る』まで自己完結ができます。やればやるだけ結果を出せるのが農業です」<br />
<br />
　1年間の研修後、バイクで全国各地を回った鈴木さんは、自分の目の届く範囲で収益をあげられる施設園芸に魅力を感じ、その技術力が高い高知県に単身移住をしました。<br />
<br />
「地元の長岡には、親子以上につながることのできる受け皿がありました」<br />
<br class="clear" />
　鈴木さんが魂を込めて栽培しているサツマイモ「ミエルスイート」を共に作り上げた竹村浩繁さんも、彼の支えとなってくれた一人です。</p>
<br />
<br />
<h4>●悔しさをばねに、魂を込めて作り上げた「ミエルスイート」</h4>
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/093_2_110803/images/005.jpg" /><br />ミエルスイートはハチミツのような優しい甘さ。じっくり焼くと鮮やかなオレンジ色になります<br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/093_2_110803/images/001_2.jpg" /><br />青々とした初夏のミエルスイートの畑</p>

<p>　品種改良や栽培・保管に至るまで研究し、商標登録をしたミエルスイート。ミエルはフランス語の「ハチミツ」のこと。その名の通りハチミツのようなしっとり感とやさしい甘さが魅力のこのサツマイモは、リピーターを徐々に増やし、一年を通して買いたいというファンも多いそうです。<br />
<br />
　鈴木さんは「誰にも作れないもの」を目指し、このミエルスイートにたどり着いたといいます。<br />
<br />
「高知では夏に収穫する早掘りの芋が主流ですが、6年前、焼酎用に秋作の芋を作ろうと、33名の生産者を集めたことがありました」<br />
<br />
　まとめ役である鈴木さんは、規定量以上の芋が集まったときには、他の人の芋を優先させて出荷しました。その出荷が終わったあと、真っ暗な中、川で自分の芋を洗い、泣く泣く二束三文で別の売り先に出すこともあったそうです。<br />
<br />
　この経験をばねに「誰にも作れない秋の芋を作ろう」と決意した鈴木さん。試行錯誤の末につくりあげた味を高く評価し、その地道な努力に共感してくれる取引先にもめぐり合うことができました。売ってくれる人たちは「魂を込めて作っている」という鈴木さんの思いも、生活者に伝えてくれるそうです。</p>
<br />
<br />
<h4>●ゼロからでも農業で自立できる！農業を目指す後輩たちへのエール</h4>
<p class="floatright230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/093_2_110803/images/003.jpg" /><br />地元の小学校で自分の就農経験を語る鈴木さん<br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/093_2_110803/images/002.jpg" /><br />東京・大阪で毎年開催している「こうちアグリスクール」での講演<br /><br /><br /></p>


<p>　ゼロから農業を始め、オンリーワンのサツマイモ「ミエルスイート」を作った鈴木さん。彼は昨年、念願の自宅と作業場を建てることができました。<br />
<br />
「農家という基盤がなくても、農業を極め、農業で自立することができます。自分の成果を見せることが、農業を目指す人の役に立つと思うのです」<br />
<br />
　彼は就農を目指す人に向けて開講される「こうちアグリスクール」で講演をしたり、自宅に研修生を受け入れるなど、新しい農業者の育成にも情熱を注いでいます。<br /><br />
「食事すらままならなかった時も『自分の力で生きている』という実感と『この状態から抜け出せないはずはない』という自信がありました。大切なのは、あきらめず継続することです。そして夢を忘れず10年後の自分の姿を思い描き続けることです」<br />
<br />
　就農して16年、43歳になった鈴木さんに、今から10年後にかなえたい夢は何かうかがうと「本気で農業をしたい人の役に立つ、たとえば塾のようなものをつくりたい」と答えてくれました。自分の姿で道を示す鈴木さん。彼の背中は、夢を描く多くの後輩たちに勇気を与え続けることでしょう。</p>
<br />
<br />
<br />
<br />
<p class="afterword">
<br />
<br />
※※鈴木郁馬さんのブログ『長岡野地日記』は　<a href="http://ameblo.jp/go-horse/">こちら</a><br />
</p>
<address class="credit_y">
文：野菜ソムリエ　霜村春菜<br />
写真提供：鈴木郁馬さん<br />
写真提供：高知県環境農業推進課（アグリスクール）<br />
撮影：霜村春菜（ミエルスイート）<br />
</address>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第93回前編　鈴木郁馬さん（高知県指導農業士）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.831s.com/yasaijin/093_1_110720/" />
    <id>tag:blog.831s.com,2000:/yasaijin//13.2227</id>

    <published>2011-07-19T20:00:00Z</published>
    <updated>2011-08-02T08:46:52Z</updated>

    <summary>脱サラ農業で自立！「オンリーワンのサツマイモ」を作った新規就農者 ●野菜はパート...</summary>
    <author>
        <name>831s</name>
        
    </author>
    
    <category term="霜村春菜" label="霜村春菜" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="鈴木郁馬" label="鈴木郁馬" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.831s.com/yasaijin/">
        <![CDATA[<h3>脱サラ農業で自立！「オンリーワンのサツマイモ」を作った新規就農者</h3>

<h4>●野菜はパートナー。命のつながりを感じる農業に魅せられて</h4>
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/093_1_110720/images/01.jpg" /><br />鈴木郁馬さん</p>
<table>
    <tbody>
        <tr>
            <td>ご職業</td>
            <td>高知県指導農業士</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>座右の銘</td>
            <td>継続は力なり</td>
        </tr>
    </tbody>
</table>
<p>　高知県南国市でシシトウや「ミエルスイート」というサツマイモを生産している鈴木郁馬さん。彼は高知県知事から農業振興のリーダーとして任命されている指導農業士です。<br />
<br />
　地元にある神社の氏子総代を務め、古い農機具にも詳しい様子は、先祖代々続く農家のようにも見えますが、実は新規就農者。</p>
]]>
        <![CDATA[<p class="clear" />
<p class="floatleft230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/093_1_110720/images/07.jpg" /><br />ハチミツのような甘さのミエルスイート「初めて食べる芋」と多くの人がびっくりするそう</p>

</p>　大地に根を張った仕事がしたいと考え、27歳の時にサラリーマンをやめて、神奈川から単身高知に移住しました。<br />
<br />
「私はシシトウやミエルスイートを、共に仕事をする大切なパートナーと思っています。彼らのおかげで自分は糧を得て、命をながらえている。そして彼らは、食べてくれる人の命の元にもなっています。命のつながり、それが農業だと私は思います」<br /><br />
　命を育む仕事を「365日24時間、丁寧に一つ一つ積み重ねてきた」という鈴木さん。そんな彼の情熱的な人柄を慕い、農業を志す多くの人が彼を目標としています。</p>
<br />
<br />
<h4>●生活者とのコミュニケーションが成功への原動力に</h4>
<p class="floatright230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/093_1_110720/images/05.jpg" /><br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/093_1_110720/images/06.jpg" /><br />ミエルスイート試食会。率直な意見は今後の改良につながる大切なもの</p>

<p>　「命のつながりを違う角度からいえば、『食べてくれた人たちの元気が、自分たちの元気にもつながる』ということ」<br />
<br />
そう語る鈴木さんは、店頭での試食販売やお祭りなどのイベントに参加して、美味しさや野菜に込めた思いを伝えながら、自分の目で生活者の反応を確かめています。<br /><br />
　特に好評なのは、品種選定から栽培・管理方法を、徹底的に仲間と研究してたどりついた「ミエルスイート」。ハチミツのような優しい甘さと、温もりを感じさせるオレンジ色が特徴のサツマイモです。<br />
<br />
「率直な意見が何よりありがたい。『いままで食べたことがない』とびっくりされるのもうれしいし、厳しい意見も、次の改良点につながります」<br />
<br />
　ミエルスイートは挫折と地道な努力の積み重ねから生まれたと鈴木さんはいいます。あきらめなかった原動力の一つに、食べてくれた人の笑顔があったことは言うまでもありません。<br />
<br />
　現在、鈴木さんのミエルスイートは、口コミで人気となり、収穫風景や焼き芋の映像がビール会社のコマーシャルに使われたり、しっとりとした食感と鮮やかなオレンジ色が和菓子やプリンの材料によいと東京の菓子職人からも注目を集めているそうです。</p>
<br />
<br />
<h4>●文化や技術を含めた「農業」を次世代に継承する「通過点」となりたい</h4>
<p class="floatright230">
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/093_1_110720/images/03.jpg" /><br />地元の小学５年生に田植えの説明を行う鈴木さん<br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/093_1_110720/images/08.jpg" /><br />ししとうの花を取り除く鈴木さん愛用の「そぞり」。作る人が減っている農機具のひとつです</p>


<p>　農業の大切さを多くの人に伝えたいと考えている鈴木さんは、地元で立ち上げた青壮年部の仲間とともに、12年前から小学生向けの農業体験を行っています。<br /><br />
　1・2年生はサツマイモ、5年生は田植えをするのですが、少し変わっていることが一つ。それは、昔の道具を使って農作業をしてもらうこと。子供たちは初めて見る道具に興味津々、大喜びするのだそうです。<br />
<br />
「道具は使い方も含めて伝承しないと途絶えてしまいます。それに、昔の道具にしかできない利点もたくさんあるのです。<br />
　例えばミエルスイートの保管に使う『こも（マコモやワラでつくったむしろ）』は昔ながらの手編みだからこそ、おいしさに関わる絶妙な温度や湿度を保ってくれます」<br />
<br />
　彼が農業体験で伝えたいのは、昔ながらの文化や技術を含めた農業の大切さ。それが、収穫した作物の味と共に彼らの記憶に残ることを願う鈴木さん。「初めて教えた子供たちがもうすぐ成人する」と楽しそうに話す姿が、とても印象的でした。</p>
<br />
<br />
<br />
<br />
<p class="afterword"><img alt="" width="150" src="http://blog.831s.com/yasaijin/093_2_110803/images/004.jpg" />※＜後編＞では、鈴木さんが仲間と作り上げたサツマイモ「ミエルスイート」に込める思いをお伝えします。
<br />
<br />
<br />
<br />
※鈴木郁馬さんのブログ『長岡野地日記』は　<a href="http://ameblo.jp/go-horse/">こちら</a><br />
</p>
<address class="credit_y">
文：野菜ソムリエ　霜村春菜<br />
写真提供：鈴木郁馬さん<br />
撮影：霜村春菜（ミエルスイート・ミエルスイート試食風景）<br />
</address>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第92回後編 松田慶子さん（アースデイマネー・アソシエーション所属）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.831s.com/yasaijin/092_2_110706/" />
    <id>tag:blog.831s.com,2000:/yasaijin//13.2135</id>

    <published>2011-07-05T20:00:00Z</published>
    <updated>2011-07-19T13:31:36Z</updated>

    <summary>農村のくらしの豊かさや魅力を、都会で伝えていきたい ●「生活者」が農の「当事者」...</summary>
    <author>
        <name>831s</name>
        
    </author>
    
    <category term="松田慶子" label="松田慶子" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="田尻良子" label="田尻良子" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.831s.com/yasaijin/">
        <![CDATA[<h3>農村のくらしの豊かさや魅力を、都会で伝えていきたい</h3>

<h4>●「生活者」が農の「当事者」になる</h4>
<p class="floatleft180">
<img alt="" width="180" src="http://blog.831s.com/yasaijin/092_1_110622/images/m003.jpg" /><br />松田慶子さん<small>（１）</small></p>
<table>
    <tbody>
        <tr>
            <td>ご職業</td>
            <td>NPO法人 アースデイマネー・アソシエーション所属<br />
アースデイマーケット実行委員<br />
みなと環境にやさしい事業者会議事務局長</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>座右の銘</td>
            <td>「天衣無縫」</td>
        </tr>
    </tbody>
</table>
<p>　アースデイマーケットに訪れる人の大半は２０代から３０代。若い女性が目立ちます。アート作品のように美しく、そして力強い野菜に歓声をあげ、目を輝かせて選んでいます。<br />
<br />
　しかし、なぜ、せっかくの休日にわざわざ、野菜を買いに都心まででかけてくるのか。不思議に思った松田さんですが、アンケートにその答えがありました。</p>
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<img alt="" width="180" src="http://blog.831s.com/yasaijin/092_1_110622/images/a014.jpg" /><br />４月のマーケットではでチャリティみかんを販売しました<small>（２）</small></p>

<p>『農家さんからいろいろな話を聞けるのがうれしい』<br />
『この穏やかな空気が好き。出店者との会話に元気づけられる』<br />
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　訪れる人は、農家との会話を楽しみに来てくれていると松田さんは気づいたそうです。<br />
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「農家の方の店番をした時、お客さんが積極的に質問をしてくるのに驚きました。私は農家から聞いた情報しか伝えられないけれど、農家の方々はこれらの質問に丁寧に答えているのですね。農家さんしか語れない、本物の知恵や物語に、みんな熱心に耳を傾けています」<br />
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　そして、こうして本物に触れた人達は、自分でプランターに在来種の種を蒔いたり、自ら畑に足を運ぶようになる。生活者が農の当事者に変化していくと松田さんは実感しています。</p>
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<h4>●コミュニケーションの場としてのマーケット</h4>
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<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/092_1_110622/images/a016.jpg" /><br />８月のマーケットにならぶゴーヤ、ナス、昔ながらのキュウリなど<small>（３）</small><br />
<img alt="" width="230" src="http://blog.831s.com/yasaijin/092_1_110622/images/e020.jpg" /><br />港区立エコプラザの中でも、生産者日替わりで野菜の販売をしています<small>（４）</small></p>

<p>　また、出店者にとっても、マーケットは農産物の販路になるだけではありません。生活者と直接、触れ合うことで、農産物や加工品のヒントや手ごたえを得ることができ、マーケットでの出会いから、家族のような付き合いに繋がることもめずらしくないようです。<br />
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　松田さんは、実行委員として、農作業を手伝う「きょうから始める野良仕事」畑を訪れる「スタディツアー」、生産者同志の「交流会」などを企画、発信し、出店者や訪れる人の後押しをしてきました。<br />
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　アースデイマーケットは、生産者と生活者、また、生産者同志のコミュニケーションの場に、そして、生活者が農へかかわる第一歩となる場へも広がっているようです。また、その趣旨に基づいたマーケットは東京以外でも開かれるようになり、松田さんは応援にかけつけています。<br />
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　さらに「みなと環境にやさしい事業者会議」の事務局長として、打ち水大作戦や講演、エコバザーの企画、運営に携わり、また、新聞や出版物に寄稿し、農への思いを発信しています。</p>
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<h4>●今後は生活者同志が出会い、繋がる場に</h4>
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<img alt="" width="180" src="http://blog.831s.com/yasaijin/092_1_110622/images/m004.jpg" /><br />穏やかで丁寧な語り口に強い意志が感じられます（港区立エコプラザ内事務所にて）<small>（５）</small><br />
<img alt="" width="180" src="http://blog.831s.com/yasaijin/092_1_110622/images/a010.jpg" /><br />マーケットに出店している農家さんを訪ねるツアーにて<small>（６）</small></p>


<p>「でも、あくまで、私の中心はアースデイマーケットなのですよ」<br />
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　出店者やボランティアへの心遣い、各地を回り、地域の魅力をさぐり、応援してきた姿勢から、朝市を根付かせたいという気持ちだけではなく、農への敬意、そして、深い愛着が伝わってきます。<br />
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　その根底にあるのは「農村のくらし」だと松田さんは語ります。松田さんが訪れた農村に、１５人になってしまった限界集落がありました。しかし、１５人残っていると考え、工夫し、助け合い、生活を楽しんでいる「豊かなくらし」がそこには根付いていたといいます。<br />
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「そんな農村のくらしや文化を都会のど真ん中で感じられるような『何か』を模索中です。この代々木のマーケットで実現させたいですね。そこで、生活者同志が出会い、繋がる場にしていきたい」<br />
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　松田さんの座右の銘は『天衣無縫』<br />
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「技巧に凝らず、思うままに、自由に軽やかに動きながら、その行動は意義のある美しいものであればと思っています」<br />
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　都会だからこそ伝えたい、農の豊かさ、農村の魅力。松田さんは、これからも真摯に、そして、軽やかに都会に農を広めていきます。</p>
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東京朝市アースデイマーケット　ホームページは<a href="http://www.earthdaymarket.com/">こちら</a><br />
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文：野菜ソムリエ　田尻良子<br />
写真提供：松田慶子さん（１）（５）<br />
撮影：田尻良子（上記以外）<br />
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