野菜人・果物人
野菜人・果物人第66回後編 ながせ まさゆき さん(フルッティア代表) 

第66回後編 ながせ まさゆき さん(フルッティア代表) 

フルーツで笑顔をつなぐ幸せ配達人

形を変えてアピールする商品戦略


フルーツ振興プロジェクトの仕掛け人。ながせさんご夫妻

ご職業 株式会社 ながせ フルッティア代表
座右の銘 笑う角には福来る
おいしくてニコニコ、たのしくてニコニコ

 野菜の健康的でヘルシーな印象に比べ、果物はデザートで嗜好品的なイメージがまだ根強くあり、FTOの統計(※1)によると、日本人1人1日当りの果物供給量は先進国の中では最低クラス。年代別では20〜30代の摂取量が60g台と、200gの目標摂取の1/3以下。そう、日本人は果物をあまり摂取しない国民なのです


「フルーツをいくら食べましょう!っといくら呼びかけても、普段食べ慣れていない方は反応しません。それは食べる習慣がないから。そのため生の果実はお店でもあまり注目してもらえないのです」


フルーツポンチッチは、さっぱりとしたシロップの中で、フルーツが生きています!

 そこで奥様のアイデアで誕生したのが、大人気の『フルーツポンチッチ』であり、数々のフルーツスイーツなのです。

「生果実だと手にしなくても、スイーツなら買う。これからはカテゴリーを越えフルーツも『スイーツ』のひとつとしないと、食べてもらえないのかも知れませんね」



フルーツでつながる笑顔の輪


その日のテーマ果実の先生に変身! 今日はみかん博士!!

この日はいちごマン! 毎回のテーマフルーツのキャラクターで登場。子供達に果物を紹介します。

 そんな願いを実現すべく始めたのが、フルーツとお菓子をクロスさせた「フルーツ復興プロジェクト」です。

「おやつにお菓子よりフルーツを食べてもらおうと果物を通じた食育活動に力を入れています。月に1回開催の『フルーツカフェ』は子供たちのため、楽しく学べる食育パーティーです」

 1月は「おっきい・ちゅうくらい・ちいさい柑橘」をテーマに、顔よりおおきい晩白油(ばんぺいゆ)から丸ごと食べられる小さいキンカンまで、たくさんの柑橘が並びました。

「子供たちも、みかん専用のマジックピーラーを使い、自分で皮むきをするとみんな夢中でモグモグ食べるんです。自分で剥いて食べる果物の面白さ、皆で食べる楽しさという、そんな食のシチュエーションが楽しかったんでしょうね」

 果物のお話しでは、その日のテーマ果物にあわせ、ながせさん自信がみかん博士やいちごマンになって登場! 更に子供達のテンションもあがります。

「初めて食す果物に、子供達は興味心身です。子供はおいしい物、そうでないものとはっきりしています。酸っぱいのも、甘いのもあり好みが分かれます。味覚だけではなく、目隠しをして果物当てゲームをしたり、五感を使ってフルーツに接しながら果物をもっと好きになろう! 何でもおいしく食べよう!!がこのプログジェクトの目的です」


 この子たちが大人になったとき果物好きでいられるように。心と身体を育てる果物への関心がしっかりと育つように。そんな願いがこめられた食育活動には、ながせさんの3人のお子さん達もお手伝いに奮闘してます!



結びつける役割


フルーツCafeは2008年11月にスタート! フルーツ好きを増やすぞ!!

好きな果物3種でフルーツジュース作り。おいしくできたかな?

 現在、ながせさんは、地元の高校でOBとして子供達にラグビーを教えています。練習後、みんなでフルーツポンチッチを回し食べし、疲れた身体にビタミンと栄養を補給します。

「みんな果物が大好きなんですよ。笑顔で、とっても美味しいそうに食べているのを見るとこちらまで幸せな気分になります」

 生産者が丹精こめて栽培した果実。その果実の中から更に厳選したものを選び、お店で加工し、皆で味わう。自然の恵みがもたらした「フルーツ」という芸術を、食す事で命は繋がっていくのです。

「フルーツとの出会いによって、人と人とがつながりを持っていけるような活動が、私の目標です」

 そう話すながせさんは「フルッティア」の名の下に、一人でも多くがフルーツで笑顔になれるように。これからもフルーツとの出会いを演出していきます。



(※1)FTO統計
(財)中央果実生産出荷安定基金協会 果物のある食生活推進全国協議会
FACT BOOK 果物と健康 改訂版より





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文章:野菜ソムリエ 香月りさ
写真提供:ながせ まさゆきさん