「和食ではんなり」by和食マイスター養成講座

2014年10月17日

~ケの日・ハレの日~

和食を学ぶと
この二つの言葉に出会います。

「ケ」とは食事のこと。
日常の普通の食事ということで「日常=普通」の意。

「ハレ」とは晴れやかなことで「非日常=祝い」の意。

この言い方は、江戸時代までは一般的に使われていたようですが
明治以降からは言葉として使用されなくなっています。

「ハレの日」というと、
正月・五節句(人日・雛・端午・七夕・重陽)などの
日本の伝統的年中行事が思い浮かびます。

また、この世に生を受けた瞬間から
誕生・宮参り・お食い初め・入学・卒業・就職・結婚・出産など
人生の節目(ハレの日)を体験します。

日常が豊かな現代では、
ハレの日の喜びも薄れますが、
江戸時代は「士農工商」の頂点にいた武士でさえ
日常は「一汁二菜」だったようです。

このような「ハレの日」には
餅・赤飯・鯛(お頭付き魚)など
日常的に使用しない食材が登場し、
器もそれなりのものが用いられます。

和食に欠かすことのできない「箸」が
日常と非日常を区別する重要な役割を担っています。

「ハレ(婚礼用、祝い事用)の日」の箸は、「柳丸箸」
141017-01.jpg

柳丸箸

お正月にお雑煮を頂くときの箸です。
材質はしなやかで折れにくい柳の木で、
両端が箸先になっている(細い)ので
海のもの・山のものと使い分けられます。

「略式ハレ」の箸として「天削ぎ箸」があります。
割り箸ですが、箸頭の部分が斜めにカットされたもので、
吉野杉が高級品とされています。

「ケ(日常)の日」の箸は、
「片口箸=片止め箸」といい、
ご自身が毎日使っている箸で
片方が箸先、片方は箸頭。

「箸頭」を真上から見た形(丸か角)で
丸箸または角箸と呼び名が異なります。

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輪島塗の角箸と丸箸と天削ぎ箸

材質がどんなに高価な塗りや象牙であっても
片口箸」は日常使いの箸。
来客用には「天削ぎ箸」をお勧めします。


ジュニア和食マイスター

野菜ソムリエ

江戸東京野菜コンシェルジュ

鈴木規世枝

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和食マイスター養成講座
http://washoku-m.jp/
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