「和食ではんなり」by和食マイスター養成講座

2014年1月17日

人形町~ビルの谷間の粋な街~

平成26年「午年」
皆様どちらへ「初詣」なさいましたか?

今回は、
ちょっと楽しい穴場をご紹介したいと思います。

東京メトロ日比谷線と都営浅草線がクロスする「人形町」

「人形町」の地名は
江戸開府後の寛永元年(1624)ごろ、
歌舞音曲の名人猿若勘三郎が京から下り
江戸歌舞伎「猿若座」(のちの中村座)をこの地で始めた。

周辺には人形浄瑠璃を初め、見世物小屋、曲芸、水芸、手妻(手品)など
安い料金で楽しめる小屋が建ち並び
大名から庶民まで芝居見物を楽しんでいた。

人形を作る人、修理する人、商う人や人形を操る人形師が大勢暮らしていた。
季節ごとに市がたち、
正月には手鞠・羽子板、3月は雛人形、5月は菖蒲人形などを商い
年間通して賑わいが絶えなかった。

「元禄江戸図」には「人形丁」と書かれていて、
「人形町」となったのは
関東大震災以降の区画整理による昭和8年(1933)から。

人形町というと、
水天宮(安産の神・弁財天)が有名ですが
この界隈には毎年元日~7日まで
「東京下町8社福参り(下町8福神参り)」や
「日本橋7福神詣」が行われ
期間中には「はとバス」の運行もあるという神社が他に7つあります。

笠間稲荷神社、末廣神社、松島神社、茶の木神社、椙森神社、寶田恵比寿神社、
そして、小網神社。

小網神社は、名前のごとく人形町に隣接する小網町にあり、
ご祭神は「倉稲魂神(ウガノミタマノカミ=お稲荷様)」と
    「市杵比賣神(イチキシマヒメノカミ=弁財天)」ですが、
七福神では福禄寿(フクロクジュ)も祀られています。

ご利益は「強運厄除、財運向上、学芸成就、病気平癒、渡航安全」

ビルの谷間に存在するとても小さな神社ですが、
次から次と人が訪れる「知る人ぞ知る」神社。
140117-01.jpg

小網神社

神社での正式な参拝方法(午前中に参ることが原則)は
鳥居の中央からは入らない(中央は神の道)

水屋で手を洗い、口をすすいで身を清める
1、右手で柄杓に水を汲む
2、少量で左手を洗う
3、同様に右手を清める
4、左手に注いだ水で口を清める
5、柄杓を立てて柄の部分を水で清め、水屋に戻す
6、ハンカチで口や手を拭く

神前へ進み鈴を鳴らして「神様」を起こし、お参りを告げる

お賽銭を賽銭箱に入れる(投げてはいけない。額は各自の気持ちでよい)

2礼(2回お辞儀)、2拍手(2回柏手を打つ)、お願い事をする、1礼

退出

さあ、お参りが済んだら、
晴れやかな気持ちでブラブラ散歩。

魚久本店、玉ひで(元祖親子丼)を通り過ぎ
交差点をまっすぐ行けば
横丁入口に有名な甘酒屋「尾張屋」があったことから
明治初めから呼ばれていたという甘酒横丁、明治座への道。

甘酒横丁を入ってすぐ右側には
四谷見附わかば、麻布十番浪花家総本店と並ぶ
鯛焼き御三家の一つ「柳家」

甘酒横丁手前を右折すれば
人形焼の「重盛」と「水天宮」のある交差点へ向かいますが、
その丁度中間点に建っている櫓(やぐら)が最高!

その「櫓」は「からくり時計」になっていて
11時、12時など丁度の時間になると
突然、寄席囃子と共に落語が始まり、
上部3枚の絵板が回転して江戸の町人の人形が、
下部中央は噺家の人形が登場。

140117-02.jpg

からくり時計

あっという間の2分弱。
また元の絵板になってしまいますが、
歩道横を通過する車の喧騒も忘れさせてくれる一瞬です。

反対に左折し人形町交差点へ向かうと
「魚久」、肉の「日山」、漬物の「近為」など老舗がずらり。
一本裏通りには「今半」もあります。

通りの反対側には「町火消し」の櫓。
こちらも同時刻に、木遣り甚句に合わせ
地元人形町の「は組」の衣装を着た人形が
「纏を振り」「はしご乗り」を披露。

新年のお参りが未だの方には
今年の強運を願っての小網神社参拝と
人形町散歩をお勧めします。


ジュニア和食マイスター
野菜ソムリエ
鈴木 規世枝

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和食マイスター養成講座
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