「和食ではんなり」by和食マイスター養成講座

2013年10月18日

和食器の妙~猪口とそば猪口~

和食の料理人は、
旬の食材を使って料理を仕上げたら
先ず盛り付けるための「器」選びに力を入れるそうですが、
一般家庭では中々・・・・・。

極暑の今夏、活躍してくれた「そば猪口」は
本来の使い方のほか
少量の納豆を混ぜるのに手頃なうえ
お菜を盛っても様になるので
好きな器の一つです。

箸休め程度のお菜を盛り付けるのには
「猪口」が活躍します。

旅の記念に購入したものがたまった結果ですが
形や色が豊富なので器の変化が楽しめます。

131018-01.jpg

猪口とそば猪口


「猪口」と「そば猪口」。
大きさも本来の使用目的も違うのに
なぜ同じ「猪口」?

「猪口(ちょこ)」の語源は
「鐘」または「酌」(チョク)の字音の変化したもの

猪口とは陶製の小さな器のこと。
一般的に酒を飲むための小さな器(盃)または、
そばをそばつゆ(汁)に付けるための容器(そばちょこ)のことをいう。

猪口は本膳料理において用いられ、
和え物や酢の物など
少量の料理を盛り付けるのにつかわれていた器だが、
江戸時代中頃からは、
酒器、そば切用の器として使用され始め、
現在ではこちらの使い方が主である。

江戸時代は、
そば猪口、湯呑、酒猪口、小鉢の区別ははっきりしておらず、
これらを大雑把に猪口といって、
蕎麦屋で汁入れに使っていた食器を、
のちに「そば猪口」と呼んだらしい。

今回、調べてみて初めて
お菜を盛って使用していたのが間違いでなく、
実は本来の使い方であったということが判明し、ホッとしました。

中華料理には中国食器、
西洋料理には洋食器、
日本料理には和食器というのが一般的ですが
最近は、この常識を破る食器使いを何度か目にしました。

それは、きちんとしたレストランでのことであり
どちらも食後のコーヒーでした。
最初は「えっ!」と思いましたが
意外に「違和感」は感じるどころか
「こういう使い方もあるのか」と感心するばかり。

最初は「二期倶楽部広尾」。
大ぶりの湯飲み様の器で、
持ち手がない代わりに、
胴周りにへこみがあり持ちやすく、
料理の食器と同じ白だったので自然に受け入れられましたし、
たっぷりのコーヒーをお代わりできたのはラッキーでした。

131018-02.jpg

和食器のコーヒー

次は渋谷マークシティ4階のスペイン料理店
こちらは、普通の煎茶用湯呑(茶托・スプーン付き)で
量的にはちょっと小ぶりでがっかり!

日頃から愛用のそば猪口に
茶托とスプーンを添えてコーヒーカップに使ってみようか!
常識にとらわれない使い方として、とても良い勉強になりました。
皆様はすでにご存じだったりして~。

和食器でコーヒー。
秋の夜長、読書のお供にいかがでしょうか。

ジュニア和食マイスター
野菜ソムリエ
鈴木 規世枝


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和食マイスター養成講座
http://washoku-m.jp/
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