「和食ではんなり」by和食マイスター養成講座

2011年4月22日

頑張ろう、ニッポン

初めまして。
渋谷4期生の井上渚と申します。


このたびの東日本大震災により、
多くの方々の尊い命が失われましたことに謹んで哀悼の意を表しますとともに、
被災されました皆様に心よりお見舞いを申しあげます。


生まれ育った関西から東京へ嫁ぎ、様々な食文化の違いに直面し、
ひとことで「和食」と言っても奥が深いものだと興味を持ち、本講座を受講しました。

和食の特徴は、その食材選びから器選びや盛り付けにまで、
相手への思いやりが細かく演出されることを学び、
受講前よりもずっと和食への興味が深まりました。


和食の特徴の1つとして、
「食材を一番おいしい旬の時期や出回り期に鮮度の良い状態で使用することを重視する」
とあります。

地形や気候が異なる日本の各地でそれを重視したら、
各地で「郷土料理」というものが生まれたということでしょうか。

郷土料理は地産地消の真骨頂ですね。

さて、私が生まれ育った街の郷土料理に「いかなごの釘煮」というものがあります。
(東京では、いかなごは見たことがなく"こうなご(小女子)"として売られているようですね)

いかなごの釘煮は、基本的に醤油、砂糖(ザラメ)、みりん、生姜を使って甘辛く味付けしますが、
各家庭によって味付けが異なります。
名前の由来はイカナゴの炊きあがった姿が『折れ曲がった古くてさびた釘』に似ているところから名付けられたそうです。

110422-01.jpg

いかなごの釘煮は、兵庫県のなかでも主に播磨・淡路・阪神エリア、
つまり、阪神淡路大震災時の被災地で作られています。

春を迎える頃、各家庭で作ったいかなごの釘煮を
季節のご挨拶として各地の親戚や友人に送るというのが文化です。

私の家にも、実家の母や地元の知人などから送られてきたいろんないかなご達が大集合しています。
(日本郵便では、各地にいかなごを送るための専用シールも作られています!)

110422-02.jpg

1995年の春、きっと阪神淡路大震災の影響で作ることができなかったという
家庭も少なくないと思います。

あれから今年で16年。
あのときの被災地は、すっかり元の「オシャレな神戸」に戻り、
各家庭で「今年の味」が作られていることと思います。

このたびの未曾有の大震災における被災地でも、
平穏な日常を取り戻し、おいしい郷土料理が作られる日を
1日も早く迎えられるよう心より祈念いたしております。


和食マイスター養成講座ホームページ
http://washoku-m.jp/

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