「和食ではんなり」by和食マイスター養成講座

2011年1月14日

お節

ジュニア和食マイスターの山本御夏子です。

お正月はどのように過ごされましたか?

私は伊豆で新しい年を迎えお祝いしました。晴天だった為に初日の出を見ることが出来ました。おみくじでは大吉が出たりと嬉しい年初めになりました。
宇佐美にある斎藤農園で初のみかん狩りをしました。ここは段々畑になっていて伊豆の海が一望出来る素敵な場所でした。

今回は新年ということでお節料理のお話しをしたいと思います。
もともと季節の変わり目の節句に、神様にお供えした食べ物を「お節料理」と呼んでいましたが、今では、もっとも重要な正月料理のことだけを呼ぶようになりました。
お節料理とは年末に作っておき、お正月にその料理を振る舞うので保存食となるような料理が多いのが特徴です。お正月ぐらい女性の手をやすめてあげようという意味や神様を迎える日に火の神様を怒らせない為に台所を騒がせてはいけないという由来があるそうです。料理の一つ一つに健康・長寿・子宝などの意味があり、縁起の良い語呂合わせになっています。

例えば
黒豆=まめに健康に暮らせすように。
ごまめ(田作り)=五万米と当て字にしたり豊年豊作祈願の意味
昆布巻=子生(こぶ)で子を生むという語呂合わせ。福が授かるように。

など、他にも沢山あります。

お節料理を盛る重箱を考案したのは千利休だと言われています。お節料理を重箱に重ねるのは良いことが重なりますようにという意味があるそうです。

我が家ではお雑煮とくわい(大きな芽が出ることから出世を祈ってという意味)や里芋(子芋を沢山つけるので子宝を願うという意味)八ツ頭(人の上にたつという意味)の煮物を作ります。母の手を休めてあげようと意味もありそれ以外のお節料理はご近所のすし屋さんにお願いしました。
お寿司屋さんなので一般的なきびなご・小肌・海老・蓮根・数の子・黒豆・伊達巻以外にもあんこうの肝蒸し・つぶ貝のうま煮・なまこの甘酢など色々入っていました。
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我が家のお雑煮をご紹介します。
うちの家族は両親含め全員東京生まれ東京育ちなので関東のお雑煮になります。昆布と干ししいたけで出汁(ダシ)をとり沢山の鰹節を加え出汁をとります。味付けは塩のみ。具は筍・紅白蒲鉾・うずら・焼いたお餅・小松菜・ユリ根。吸い口は、みつば・柚子になります。柚子は折れ松葉の飾り切りをしました。他の家では鶏肉や鴨を入れていますね。
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お友達のお母様が関西出身なので関西のお雑煮を作っていただきました。昆布で出しをとり2種類の白みそを入れます。具は京人参・大根・里芋・焼き豆腐・焼かない丸餅になります。最後は鰹節をたっぷりふりかけます。関西では餅は丸餅が一般的で、スーパーにも売っているし京人参も12月以降はすぐに手に入るとのことでした。関東では切り餅が一般的なので丸餅を探すのに一苦労しているとのお話しを聞いたので調べてみたところ関東で四角い餅を食べるようになったのは、江戸時代に急激に人口が増え、餅を大量生産するために、一つひとつ小さく丸める手間を省き、大きなのし餅を四角く切って売るようになったそうです。
生まれて初めて食べた関西のお雑煮は白味噌で甘く美味しかったです。
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お節料理の献立は地域や家庭によってさまざまですよね。
お正月には結婚して離れた子供達が実家に戻ってきて家族が集ったり、毎日仕事が忙しかったり子育てが忙しかったりで毎日を忙しく過ごすしている私達にとって日々の感謝と将来の祈りをこめて新しい年を祝い、皆でいただく。一番大切なことを忘れないでおきたいものです。
これからは1月7日の七草粥や1月11日の鏡開きがありますね!
今年も和食ではんなりでお会いできることを楽しみにしています。
宜しくお願いいたします。

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