ベジフルライフ・ストーリー〜野菜ソムリエの活躍〜

関 由佳さん(野菜ソムリエ)

野菜を通し『医食同源』を伝えるアンチエイジング専門医

●医師になって実感した「食」の大切さ


関由佳さん

 アクティブ野菜ソムリエの関由佳さんは、都内の病院に勤める内科医です。医師になって5年目、時期を同じくして野菜ソムリエになった彼女は、その取得の理由を真剣なようすで話してくれました。

「外来の診察では『何を食べたらよいですか?』という質問がたくさんきます。そんな患者さんとのやりとりを通して、野菜をはじめとする食の知識をもっと増やし、自信を持って伝えたいと思うようになりました」

 関さんは野菜ソムリエとしての知識を生かし、説明の時に安価で使いやすい旬の野菜を紹介するなどの工夫を加えた結果、以前よりも具体的でわかりやすい話ができるようになったそうです。



●「まず自分が実践する」が伝える者としてのポリシー


野菜たっぷりの大豆粉ピザ完成!ほんのり甘い生地がおいしいと好評でした

 小さいころから食事を大切にしてきたという関さんは、大の野菜好き。そして、大の料理好きでもあります。「5つの料理教室を掛け持ちしていた」とか「近くにおいしいカフェがなかった大学時代、校内にカフェを作ってしまった」という逸話もあるとか。医師になった現在は、野菜ソムリエの知識と料理の腕前を生かし、2か月に1回のペースで医学部生向けの情報誌にレシピを掲載。また、ブログでは日々の食事のレシピや写真を紹介しているそうです。

「学生向けの情報誌では色彩豊かで簡単に作れるメニューを多く提案しています。これは学生に、目で見て『食べたい』『自分にも作れそう』と思わせ、すぐに実践してもらいたいから。ブログで紹介しているワンプレート朝ごはんは、血糖値が上がりにくいといわれている食事バランスの法則に従って作っています」

 伝えるときに気をつけていることは『自分が出来ないことは提案しない』ということ。そのため、情報誌やブログで紹介しているレシピもすべて、誰でも簡単に作れ、関さん自身が毎日実際に食べている食事なのだそうです。



●企画も楽しい、同世代に向けたアンチエイジングイベント


(左上)医学部生向けレシピの韓国風の鍋。簡単に作れることが一番のポイント/(右上)記念すべき第1回Happy Aging Laboのお料理「鶏肉とお豆のトマト煮込み、根菜のスープ、ブロッコリーのアンチョビ炒め/(中央)ブロッコリー炒めのコツを伝授「ビタミンを損なわないように固めに蒸し煮してから炒めます

Happy Aging Laboでは、日々の食事で出来るアンチエイジングについてお話します

 現在、関さんが興味を持っているのは、沖縄料理をはじめとする日本各地の伝統料理。

「日本は長寿国と言われていましたが、現在は寝たきりが多いのが現実。そのため、私は健康寿命を延ばす予防医学(アンチエイジング)を専門にしようと思い、昔ながらの日本の食事に興味を持ちました。和食は食材を豊富に使い、高栄養で低カロリー。このような理想的な食事は、世界でもなかなかありません」

 そんな関さんに野菜ソムリエとしての今後の活動を伺うと「やりたいことがたくさんあって困ってしまう」と笑いながら、同世代にむけて、毎日の食生活の大切さを伝えていきたいと話してくれました。

「昨年の12月に『Happy Aging Labo』という団体を立ち上げました。みんなでお料理を作りながら気軽にアンチエイジングの話ができるイベントを月一回開催しようと思っています。どういうものになるか、やってみなければわかりませんが、いずれは料理教室のようにしたいとも考えています」

 決めたらとにかくチャレンジをする関さん。

「楽しくやればみんなが集まってきてくれる。だから、みんながハッピーになることを考えたい!」

と生き生きと話す姿がとても印象的でした。




○Dr.yukaのアンチエイジングダイエット
http://ameblo.jp/dr-yuka/
文:野菜ソムリエ 霜村春菜
写真提供:関由佳さん