ベジフルライフ・ストーリー〜野菜ソムリエの活躍〜

小川 美樹子さん(野菜ソムリエ)

『野菜の力』で新米ママを元気にしたい!

●産前産後のお母さんを対象にした料理教室


野菜ソムリエ 小川美樹子さん
(アクティブ野菜ソムリエ認定)

 野菜・果物への関心の高まりに伴い、野菜ソムリエ主宰の料理教室へのニーズも増え、その数を増していますが、出産前後の母親を対象にした教室はちょっと珍しいかもしれません。

 石川県でそんな教室を主宰されているのが、アクティブ野菜ソムリエであり野菜ソムリエコミュニティ石川副代表も務める小川美樹子さん。
「料理を教えるだけではなく、12年間の助産院経験と、2人の子供の母としての体験、そして野菜ソムリエの知識をフルに生かし、産前産後の母親とベビーの身体、マタニティブルーなどメンタル面もサポートする料理教室です」と小川さん。



●マタニティブルーを経験し、メンタルケアの大切さを実感


教室ではいつも笑いが絶えません!

教室はプレママたちの出会い・情報交換の場ともなっています

 悩みのつきない新米ママたちの出会い・憩いの場ともなっている『OGAWA's Cosy Kitchen』が誕生した背景には、実はご自身のマタニティブルー経験がありました。

「出産後、何をしても涙が出て、食事も喉を通らなくなって。母乳が出ているかも不安で、助産院を訪ねて母乳マッサージをしてもらったのです。そこで『大変だったね、辛かったね』と私の全てを受け入れてもらえて、気持ちがすーっと楽になり、母乳もスムーズに出始め、何度か通ううちにマタニティブルーから脱出!メンタルケアの大切さを実感しました」

と小川さん。

 同院で妊娠中の食事や生活についても学び、第2子出産時には本当にいいお産ができたのだそうです。
そして「かつての私と同様に、悩んでいる母親たちの力になりたい」と、同助産院で働くことに。大学では食物コースを専攻し、調理師免許をお持ちの小川さん、出産前後の女性たちにメンタル面でのアドバイスをしつつ、食事指導や料理教室を行ううちに、野菜の力を実感したそうです。

「野菜を中心とした食事が、産後の女性の身体を癒し、母乳の分泌を促すのを目の当たりにしました」



●野菜の力を実感し、もっと知りたい!と野菜ソムリエに


料理教室では地元特産野菜も積極的に使用。こちらは加賀蓮根

地元のテレビ番組で野菜についてお話させていただきました

特産の加賀蓮根を使った郷土料理「加賀蓮根すり流し汁」

 そこで、野菜についてもっと知りたい、来院される女性たちにもっと自分らしいアドバイスをしたいと思い、ジュニア野菜ソムリエコースを受講。さらに知識を得ようと2010年には野菜ソムリエ資格も取得されました。
 同年12年間勤めた助産院を退職し、フリーとして活動を始めたのは「もっと多くのプレママたちの力になりたい」と思ったから。

「助産院の院長は、私にとって『もう一人のお母さんのような存在』で、どれだけ救われたことか・・・。プレママたちにとって、このような存在・場所は今もなお少ないのが現状だと思うのです。私の料理教室で、皆で身体にいいおいしいものをいっぱい食べて笑って、悩みや愚痴もいいあって、また前向きに育児に取り組んでほしいと思っています」

現在は自宅の料理教室のほか、お勤めだった助産院、地元の産婦人科クリニック、北國新聞文化センター、小中学校や公民館での料理教室や講演会、TV出演など引っ張りだこの小川さん。

「生徒さんにはいつも、私の宝物の言葉『頑張らなくてもいいの、大丈夫よ』を投げかけてハグします。そうすると皆、昔の私と同じように涙をポロポロ流すの。皆、もう一杯一杯頑張っているのですよね」

との言葉に、その人気の秘密が伺えました。



●将来は娘さんと一緒にプレママへのさらなるサポートを


今回の講演会のテーマは「野菜の色を食す」

 その活躍が認められ、2011年にはアクティブ野菜ソムリエに。副代表を務める野菜ソムリエコミュニティ石川での活動も加わり、多忙を極める日々ですが、さらに夢は膨らみます。

「私の人生が180度変わるきっかけとなった長女も今は高校1年生。彼女の夢は助産師になることで、将来は娘とコラボレーションして、産前産後の女性をもっともっとサポートしていきたいねって話しています」と付け加えてくれた小川さん。その横顔は優しいお母さんの表情でした。




○野菜ソムリエ 小川美樹子のCosy Kitchen
http://ameblo.jp/ogawacosykitchen
文:ジュニア野菜ソムリエ 尾崎美鈴
写真提供:小川美樹子さん