ベジフルライフ・ストーリー〜野菜ソムリエの活躍〜

青澤 直子さん(野菜ソムリエ)

健康の素晴らしさ・野菜ソムリエの活動を、タイから世界の人々へ

●タイで活躍する野菜ソムリエとして


野菜ソムリエ 青澤直子さん
(アクティブ野菜ソムリエ認定)

 珍しい南国フルーツや野菜が豊かに生命を育む国、タイ。協会の海外初進出の地である首都バンコクには在住日本人が多く、現在19名のジュニア野菜ソムリエが誕生しています。そのメンバーを率いて『野菜ソムリエコミュニティバンコク』の代表を務めるのが、野菜ソムリエの青澤直子さん。

 タイと東京を往復しながら資格を取得された青澤さんは、現在タイでただ1人の野菜ソムリエです。当時は、日本のイベントや講座に参加できず、いつも送られてくる案内をうらやましく眺めていたのだとか。

 そんな時にバンコク1期が開催され、新しい仲間が同じ思いをしないようにとコミュニティを立ち上げたのが2008年。


 『タイ在住日本人がタイにいてよかったと思えるような環境作り』を目標に、勉強会やセミナー、タイの市場ツアーなどを企画しています。そんな活動が評価され、2009年にはアクティブ野菜ソムリエに認定されました。 



●セミナーではパパイヤの食べ比べなどタイならではの活動を


在タイ日本人向け野菜教室でバナナの花の説明をする青澤さん

市場には珍しい南国フルーツが山積みに

 駐在員夫人のメンバーが多いバンコクでは、お互いの居住地が近く、また珍しい野菜・果物が豊富な環境も手伝ってコミュニティ活動が活発です。週に1度の勉強会では、各自が野菜・果物について発表する場を設け、知識が増えてくると、在住日本人向けのセミナーを開催。これまで"美肌"などをテーマにバナナやパパイヤの食べ比べを取り入れた勉強会・セミナーを3回開催し、大盛況だったそうです。

「タイ野菜や果物は、日本人には馴染みがないものも多いですが『タイ野菜の食べ方や効能がわかってよかった』と喜んでいただけました」と青澤さん。さらに

「野菜ソムリエの認知度も高まり、野菜についてのコラム執筆や在住日本人向け健康講座の講師の仕事をいただくなど、私自身の活動も広がってるんですよ」
 野菜ソムリエの活動には、そんな、双方がハッピーな関係を生み出す力があるのでしょう。



●健康の素晴らしさを伝えたくて『健幸料理研究所』を設立


新鮮な野菜を求めて市場には頻繁に足を運びます

『健幸料理ランチ会』のメニュー。タイ野菜も積極的に使います

 コミュニティ活動、講師や執筆と忙しい青澤さんですが、本業はコンサルティング会社の副社長。さらに自らが立ち上げた『健幸料理研究所』の所長としての顔もお持ちです。
 かつては銀行の総合職として働き、料理をする暇もなかった青澤さんは、駐在員として赴任したバンコクでご主人と出会って結婚してからも、ずっと外食続きの生活だったとか。

「幸せ太りですかね、夫婦で着る物がなくなり、さすがに問題だろうと色々な健康法を試しました。行き着いたのが、揚げ物や動物質控えめの野菜中心の食生活。結果、夫婦とも約10kgやせたんです。体だけでなく心も軽くなった気がして、これが健康なのだと実感しました。怒りっぽかった夫も体調が良く穏やかになって」

 健康ってなんて幸せなこと! このすばらしさを皆に伝えたい。そう思って設立した健幸料理研究所。「"健康で幸せな毎日を"だから"健幸"にしたの」というネーミングには青澤さんの願いが込められています。


『健幸料理ランチ会』では野菜をふんだんに使ったメニューを提供

「その要となる野菜について勉強したくて資格を取ったのですが、『野菜ソムリエ』という肩書きを持つことで責任感が生まれましたし、対外的に活動しやすくなりましたね」。

 具体的な活動としては、テーマの野菜を決めて、メンバー各自がレシピを考案、その中で選りすぐりのものを一般に提供する『ヘルシーランチ会』を開催したり、病院の『離乳食セミナー』や『メタボセミナー』で試食する場を設けたり。

「やはり実際に食べていただかないと、健幸料理の良さは伝わらないですから」。




●将来の夢は『健幸センター』を作ること!


ベジフルセミナーで熱弁中の青澤さん

 本業と野菜ソムリエの活動をパワフルにこなす青澤さんの核となっているのが"健康は万人のもの"という想い。

「将来は健幸食と健幸体操を連動させた、誰もが気軽に利用できる『健幸センター』を作りたいんです。いわばチバソム(タイの高級スパ・リゾート)の庶民版!そしてタイ人や外国人にも健幸料理を伝え、野菜ソムリエの認知度を広めていきたいです」。

バンコク2期の授業では講師を務め、タイの野菜・果物についての本の出版も決まるなどますます忙しい青澤さんですが、夢に向かって着実に、情熱的に歩んでおられます。





○ホームページ 健幸料理研究所@泰の国
http://koppunmaak.blog115.fc2.com/

文:ジュニア野菜ソムリエ 尾崎美鈴
写真提供:青澤直子さん