ベジフルライフ・ストーリー〜野菜ソムリエの活躍〜

小西 良依さん(野菜ソムリエ)

「人と人をつなぐことがしあわせ」リハビリの現場に野菜果物の知識を!

●予防医学的アプローチから野菜ソムリエの資格を取得


野菜ソムリエ 小西良依さん
(アクティブ野菜ソムリエ認定)

 すらっとした姿と理知的な目元が印象に残る小西良依さんは、作業療法士を仕事とする傍ら、2006年ジュニア野菜ソムリエ、翌年には野菜ソムリエを取得し、現在はべジフルコミュニティ福岡の代表として、またアクティブマイスターとして幅広い活躍をなさっています。

「作業療法士をしながら、患者さんと季節の食べ物の話をすることが多く、そのお話に説得力を持ちたい、そして疾病予防に関わりたいと思っていました。それにもともと野菜と料理が好きだったので、受講を決めました」


高齢の方を対象とした講座「野菜果物を美味しく楽しむ」調理実習編

 仕事のプラスになる知識を得るために始めた野菜ソムリエの勉強でしたが、すぐにその魅力の虜になり、もっと野菜に関わりたい!もっと多くの人に野菜の楽しさを伝えたい! と思うようになったのだそうです。


●地域や人との関わりを大切にした「野菜で人と人をつなげる」活動




高齢の方に向けの講座で提案した野菜のお寿司


カルチャーセンター「野菜&果物で健康美人に」を担当

 小西さんは仕事の同僚の勉強会や福岡市の市民講座など、地域との関わりを大切にしながら数々の講座を企画し好評を得ています。
 また講師の一人としても壇上にたち、今年の7月からカルチャースクールでも講座を担当してるとのこと。その活動的な様子からキビキビした女性を想像していましたが......

「私は前に出るのは苦手で、家で手芸をするのが好きなんです。でも、野菜ソムリエの資格をとって、外にでて、新しい出会いが広がっていくことが楽しみになりました! そして、色々なことを知りたい、関わる方の心情をくみたい、何かで役に立ちたい! もっともっと何でも吸収し、勉強していきたい!そんな欲が出てきたんです。本当に楽しくって、野菜で人と人をつなげることが幸せだなぁって思います」

ほがらかに笑いながら、少し恥ずかしそうにご自身のことを語る小西さん。「心から野菜が好きで、何より人とかかわるのが好き」そんな熱い思いと優しいお人柄が言葉の一つ一つから伝わってきます。



●人とは違う目線で野菜や果物の楽しさをつなげていきたい


カービング「そんなバナナ」

 小西さんはアイディアがとても豊かです。講座では「もったいなくない野菜の食べ方」として、野菜を葉っぱや皮ごと食べることをすすめたり、さらにその進化系「もったいなくないべジフル×アレンジ」というみかんの皮や咲いてしまった野菜の花を利用したフラワーアレンジを提案しています。

「カービングではバナナにバナナって彫りたくなってしまって......」

そんなお茶目な一面もある小西さんの夢は、野菜・果物を通じて多くの人のQOL(クオリティオブライフ)の向上を図る活動を行うこと。



「もったいなくないべジフル×アレンジ」キャベツの皮をまいた牛乳パックに水菜の花などをいけて

「産業福祉のような分野で、たとえば農園+カフェで年齢・疾病や障害の有無にかかわらず、働くことによる生き甲斐やおいしい野菜・果物に出会える幸せを提供できるような触れあいの空間を作りたいと思っています。そして、予防医療からはリハビリ(運動、心理面のサポート)+野菜ソムリエとして生活習慣病対策、介護予防の提案をしていきたいのです」

 目の前のことを一つ一つ楽しんでいきたいという小西さんは、多くの人に慕われながら、その素晴らしい夢に向かって確かな一歩を歩んでらっしゃいます。




○べジフルセラピー  野菜果物から幸せを
http://yaplog.jp/vegefrutherapy/

文章:野菜ソムリエ 霜村春菜
写真提供:小西良依さん