ベジフルライフ・ストーリー〜野菜ソムリエの活躍〜

垣淵 ひろ子さん(野菜ソムリエ)

日本一ブランド・南高梅の栽培と和歌山産果物の普及に励む垣淵 ひろ子さん

南高梅がきっかけに

ジュニア野菜ソムリエ垣淵ひろ子さん
ジュニア野菜ソムリエ垣淵ひろ子さん
(2009年野菜ソムリエを取得されました。
アクティブ野菜ソムリエ認定)

ご主人とは共通の趣味の剣道を通し知り合った垣淵さん。
嫁いだ先が梅農家だったことから、現在では年間を通し南高梅の栽培・加工をされています。 毎年収穫時期になると、全国の市場、学校、料理教室に出向き、青梅の漬け方講習会をされるそうですが、その時に野菜ソムリエの資格を持っている方に出会い、いろいろ話しを聞くうちに興味を持つようになり受講されました。

南高梅がきっかけに

収穫作業
収穫作業
南高梅 陽光で紅色に
南高梅 陽光で紅色に

「梅の収穫は一年に一度、約一ヶ月に集中していますが、手入れは一年中あります。」 垣淵さんはほとんどの農家さんがしている塩漬けした梅を干したもの(一次加工梅干し)の選別作業をメインに。そして今月からは剪定作業が始まります。 「「梅切らぬ馬鹿」と言われるように、この作業は良い梅を育てる為の重要な仕事です。古い枝を剪定し、新しい芽を育てます。同じ頃から土作りもします。」
多くの人が「なんこうばい」と言いますが、正しくは「なんこううめ」ってご存知ですか?

「和歌山県立南部(みなべ)高校の教諭と生徒によって誕生し付けられた名前で、 南部高→南高の梅なので「なんこううめ」と呼びます。」

南高梅干しの味は、皮は実との境目がないくらい薄く、実は厚く種は小さく、酸っぱくても旨みが感じられるとか。 梅干しの役割であるクエン酸効果【※1】を美味しく味わうことが出来ます。

梅のスペシャリスト&野菜ソムリエとして活躍

日本一ブランド南高梅
日本一ブランド南高梅
梅の木染めの着物でやさい.tv出演
梅の木染めの着物でやさい.tv出演

南高梅は、日本はもとより海外からも注目を浴びる梅の一大ブランド。収穫時は漬け方講習会の講師として、全国を飛び回っていらっしゃいます。

「やさい.tv」【※2】では「梅のスペシャリスト」として出演され、初めてでも簡単に漬けられる「梅ジュース漬け」を紹介。(垣淵さんのHPにも掲載されています) これは協会スタッフの間でも話題となり、皆でこぞって梅漬けをしました。 この日垣淵さんは、剪定した梅の木で染色した着物で登場され、番組では食し味わうだけではない梅の魅力もたくさん披露してくださいました。

また野菜ソムリエとしては、NHK和歌山放送で旬の食材を使った料理の提案や、紀伊民報「新鮮を食べよう」でコラムを執筆。 その他レシピ開発や地元食材を使ったデザート料理教室講師等する他に、ベジフルコミュニティ和歌山代表として今年のベジフルWEEKにも参加したり、みかん園でのゴスペルコンサートなど、野菜ソムリエならではの企画もされていらっしゃいます。

コミュティのイベントは他県からの参加も可能とか。 今後、南高梅の収穫体験など和歌山県ならではの楽しい企画も予定されています。

売り場に活気を与えたい

梅の木染めの着物で講演
梅の木染めの着物で講演

古来より日本人に愛されている梅干しも、最近では加工品の充実と手軽さから梅干しを漬ける家庭も減ってきています。しかし垣淵さんにとっての「梅」は多くの人とのコミュニケーションツール。人との出会いも健康も、全てが「梅」に始まり広がっていきます。

「流通の過程で重要な仕事は多く、改善点も多いのですが、生活者に一番近い店員の方と一緒に仕事をし、売り場に活気を与えたいですね。」

良いことづくし

イベントで南高梅をアピール
イベントで南高梅をアピール

野菜ソムリエになってから食材の利用方法の豊富さを発見し、利用のしかたによって新たな味を発見する魅力に嵌った垣淵さんは、和歌山県産の野菜果物の魅力も情報発信したいとの思いがあるそうです。

「和歌山で作られていながら地元では意外と知られていない事も知り、もっと伝えていきたいと思った。和歌山は果物大国です。」

現在は和歌山では温州ミカンが旬の時期を迎えています。輝く笑顔とはつらつな和歌山弁で明るく話す垣淵さんを通し、南高梅と和歌山産野菜果物の魅力が、より多くの人の心に伝わるでしょう。
野菜ソムリエとして、そしてブランド南高梅の伝道師としての活躍に期待します。


【※1】クエン酸効果:ウメには酸っぱさ(酸味)のもと「クエン酸」が多量に含まれており 疲労回復やスタミナ維持に関与します。また糖質をエネルギーに変える機能もあると いわれています。
【※2】2007年1月〜6月までCSとTOKYO MXで放送されていた番組。

垣淵ひろ子さんのHP 垣淵ひろ子の南高梅ワールド: http://www15.plala.or.jp/nannkoubai/

文章:ジュニア野菜ソムリエ 香月 りさ
(写真提供:垣淵ひろ子さん)

※この文章は2007年11月21日に掲載された内容です