野菜のバトン
野菜のバトン中林真人さん(青果仲卸業)

中林真人さん(青果仲卸業)

日本の食生活の土台に携わっている誇りと責任

食品の安全、安心に誠意を持って取り組んでいらっしゃる中林さん、ジュニア野菜ソムリエを取得して感じたこととは?

野菜ソムリエが野菜ソムリエを紹介してつながっていく野菜のバトン。
今回は、仲卸業「山権青果株式会社」社長の中林真人さん。食品の安全、安心に誠意を持って取り組んでいらっしゃる中林さん、ジュニア野菜ソムリエを取得して感じたこととは?

プロフィール

中林真人(ジュニア野菜ソムリエ) 東京都中央卸売市場、淀橋市場青果仲卸「山権青果株式会社」社長。青果物の仲卸業務における流通のコーディネーターとして、青果物の鮮度、安全性、おいしさにこだわり、生産者から生活者までを一線につないでいる。
活動拠点:東京都
職業:山権青果株式会社 社長

食の安全のためにいつもアンテナを張り巡らして

 青果物の仲卸業を営んでいます。普段は、日本中や海外の取引先、生産者や流通業者と会うことが多いですね。
 食の安全、安心が問われていますが、改めて、健康な土と水と太陽で、野菜や果物が正しく育つと思いますね。国の免許を受けている業者として、国の基準を守ったものを扱い、その情報をきちんと伝えていくのが私の使命だと思っています。農薬、放射能に関しても、いつもアンテナを張り巡らし、情報を集めていますよ。例えば、一時問題になった中国野菜。現状はどうなのか、日本に輸入されるものはどういうものか、正しい情報を得て、またそれを伝えていきたいと思っています。
 食の根幹に携わっている、日本人の健康の土台を支えているという誇りと責任を感じていますね。

どんなことを学んでいるのかという好奇心から

 ジュニア野菜ソムリエの講座を受講したのは、話題の野菜ソムリエってどんな知識を学ぶのか、のぞいてみたいという好奇心からでした。受講する生活者の方々はどういう気持ちで受けているのか、そこから、生活者のニーズを知りたいと思ったんです。

 野菜・果物については精通しているつもりでしたが、実際に講座を受けてみると、役に立つことがたくさんありましたよ。例えば、レタスの洗い方。切ってから洗うと栄養が流れやすくなるんですね。びっくりしましたよ。また、野菜を繊維に沿って切るのと、繊維を断ち切る形で切るのでは、食感や歯触り、味まで変わってしまうこと。他にも、ビタミンを壊さないような扱い方など、大変勉強になりました。早速、家族にも教えましたよ。いろいろな角度から学べるので、どんな人にも役立つ知識があると思いますね。

 流通業はなかなか、一般の生活者に直接会う機会がありません。だから、受講していろいろな立場の生活者の方々に出会えて、大変刺激になりました。みなさん、まじめで勉強熱心です。うちの社員にも受講を勧めています。私の後、何人か受講していますよ。

地域性や季節を感じられる仕組みを作っていきたい


 仲卸はサービス業と位置付けています。例えば一箱は多すぎるという八百屋さんに、小分けして必要な分だけ届けたり、まじめに取り組んでいる団体には、青果物にまつわる情報を伝えたりしています。
 ある地域にしか残されていないもの、または新しくてめずらしいもの、そういうものが八百屋さんや小さなスーパーに普通に並ぶようになったらいいなと思いますね。こんなものがあるの? と生活者に喜んでもらいたいし、地域性や季節を感じたいじゃないですか。そんなものが特別ではなく、普通に買える仕組みが出来ればいいなと思っています。

野菜・果物を通して、日本の食生活に貢献できる会社にしていきたいですね。

文:野菜ソムリエ 田尻良子
写真提供:中林真人

山権青果株式会社ホームページはこちら
山権青果株式会社

次回ご紹介するのは、地元香川県の野菜や果物を日々の食卓にとり入れ、
ブログで発信している芳野正子さん。見た目にもきれいで、おいしそうな料理の
アイデアはどこから湧くのでしょうか?