よつばちゃんの食を楽しむ取材ノート。

2014年11月19日

西日本一の生産地、鳥取県の長いも「ねばりっこ」に迫る!(後編)

前回に引き続き、鳥取県育ちの長いも「ねばりっこ」についてのレポートです。今回は、おいしい食べ方について調べてきました。

ねばりっこを含む長いもは、ほかの野菜に比べて貯蔵性が高いので、冷蔵庫の野菜室に入れておけば40日ほど保存ができるのだそうです。使いかけの場合、切り口が変色したりカビが生えることもありますが、傷んだ部分を切り落とせば、残りの部分は問題なく食べられます。一部が傷むと、全体がだめになってしまう野菜が多いなか、これはうれしいポイントです。

冷蔵だけではなく冷凍保存も可能です。ただし、冷凍する場合は、すりおろしてから。小分けにして冷凍すれば、使う分だけ出せばいいので便利ですね。ちなみに、使う際は自然解凍が基本です。

さて、粘りの強いねばりっこ。どうやって食べるのがおいしいのでしょう。

ねばりっこのおいしさをダイレクトに味わうには、やはりすりおろしてそのまま、またはご飯にのせてとろろ丼がおすすめのようです。すりおろしたものをフライパンやホットプレートなどで素焼きにして、塩・こしょうをふって食べると、ねばりっこならではの甘みも堪能できます。シンプルな調理で美味しく感じるのは、素材が良いことの表れです。

お好み焼きに混ぜるとふわふわの仕上がりに。これは王道ながら、確実においしい食べ方ですね。

輪切りにして焼くとホクホクの食感になり、これまたおいしい。長いもは皮をむいて調理することが多いですが、きれいに洗ってひげ根を落とせば、皮つきでも食べられます。特に、焼くと皮の存在は気になりません。

青果物としてのねばりっこの魅力はよーく分かりました。でも、きっとそれ以外にも美味なる加工品があるはず...と探してみたら...ありました、ありました!

まずは「ねばりっこチップス」。スライスしたねばりっこを米油で揚げ、塩味のチップスに仕上げられています。農協の女性グループが5年かけて開発したのだそうですよ。サクサクした食感はじゃがいもと同様にも感じますが、食べた後に残るのは粘り気。鳥取県内にある農協の直売所や、道の駅で販売されています。

さらに、これはどうでしょう。

ソフトクリーム!

道の駅「北条公園」内にあるレストラン、「お食事処とろろ屋ねばりっ娘」では、ねばりっこをふんだんに使用した料理が楽しめますが、なかでもひときわユニークなのが、このソフトクリーム「ねばりっこソフト」。すりおろしたねばりっことバニラソフトクリームをブレンドして作られ、混ぜるほどにどんどん伸び、バニラの風味は濃厚なのに、ぱくぱく食べられる不思議なソフトクリーム。時折、歯に感じるねばりっこのシャリシャリ感も、また楽しいひと品です。

残念ながら、これら加工品は現地でしか入手できないのですが、これらを味わうためだけにでも、鳥取県に足を運びたくなります。

ねばりっこは鳥取県でしか栽培しておらず、生産量もまだまだ多くはありません。通信販売も行われていますが、鳥取県内のほか広島県、長野県などの市場に流通するほか、東京都内にあるアンテナショップで販売されるだけだとか。裏を返せば、なんとも希少なねばりっこ!?

収穫期は10月下旬から12月下旬。ということは、今がまさに出回り期! ねばりっこが美味しい時期に、自分なりの食べ方を発見してみるのはいかがでしょうか。

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