よつばちゃんの食を楽しむ取材ノート。

2014年3月19日

中川政七商店に聞く、大人気「花ふきん」の魅力


毎日使うものは、使っていて気持ち良いものがいい。
とくにふきんは、食品や食器に直接触れるもの。上質なものを選びたいですね。
一度使うと手放せないと評判なのが、「花ふきん」。
今回は、この人気のふきん「花ふきん」を製造・販売している奈良県の中川政七商店、広報の鈴江恵子さんにお話を聞いてみました。
よつば 人気商品「花ふきん」は、グッドデザイン金賞も受賞しているそうですね。
どのようなふきんなのでしょうか?
中川政七商店 「花ふきん」は、蚊帳生地で作られた大判薄手のふきんです。
蚊帳生地は、あまりなじみがないかもしれませんが、奈良の伝統産業のひとつです。
熱に強く丈夫な綿100%の天然素材で、目の粗い平織り。
通気性、吸水性、速乾性があります。
生活様式の変化により、蚊帳生地はだんだんと需要が減っており、何かものづくりができないか、と考え付いたのが「花ふきん」のはじまりです。
いまや「花ふきん」は、ロングセラー商品。当社の大黒柱的な存在です(笑)。
奈良の東大寺の大仏様のお身拭いにも献納しているんですよ。
よつば 蚊帳生地!
サイズも、ふつうのふきんに比べると大きいのですよね。
中川政七商店 はい。
広げると、ふつうのふきんの4倍くらいの大きさで、2枚仕立てなので薄いのも特徴です。
最初は糊がきいているのでパリっとしていますが、ぬるま湯で糊を落としてから使い込んでいくうちに、ふんわりとやわらかさが増していきます。
大きなものも包んだり、細かいところを拭くこともできますよ。

よつば へえ!
肌触りの変化があるのは楽しいですね。
どのように使われることが多いですか?
中川政七商店 あっという間に乾き、匂いもつきにくく、衛生的に保てますので、とくに食品や食器の水切りに重宝します。
サラダに使う葉野菜も、包んで数回振るだけで水切りができます。

中川政七商店 また、蒸し器にかけたり、蒸した素材を絞ったり、だしをこしたり、お皿をふいたりと、キッチンまわりで大活躍です。


中川政七商店 その他、敷く、包む、渡す、など幅広くお使いいただけます。
よつば 食品に使うときは、日々のお手入れ方法が気になります。
中川政七商店 通常は、台所用中性洗剤で洗って乾かしていただければ十分ですが、時々、塩、酢をいれて沸騰させたお湯で、5分ほど煮沸するのもおすすめです。
漂白は、酸素系のものをお使いいただけます。

中川政七商店 くったりしてきたら、台ふきん、さらには雑巾として、用途を変えながら長くお使いください。
大判サイズですが、畳んで使うとさらに吸水性が高まります。

よつば 長く使えるのはうれしいですね。
「花ふきん」のバリエーションはあるのですか?
中川政七商店 「中川政七商店」をはじめ、「遊 中川」、「粋更kisara」の3ブランドでそれぞれパッケージを変えて販売しています。
中身のふきんの色味も、「遊 中川」、「粋更kisara」では、淡い色、「中川政七商店」では鮮やかな色で展開しています。お好みに合わせて探してみてください。
また、「花ふきん」の仲間として、少し小さいサイズで5枚重ねの地域限定販売の「ご当地ふきん」もお土産やプレゼント用に人気です。
ご当地柄がプリントされているので、ご結婚のプチギフトとして、新郎新婦が両方の出身地のふきんをお選びいただくこともありますよ。
今後、ディズニーやドラえもんなどのキャラクターシリーズも登場してきますので、お楽しみに・・・。
よつば いろいろなバリエーションで展開しているのですね。
蚊帳生地とは話が変わりますが、奈良の伝統「奈良晒(ならさらし)」の製法を守った手織り麻を今でも作っていて、体験もできると聞きました。
奈良晒とはどのようなものですか?
中川政七商店 奈良で産出されていた、手績み手織りの上質の高級麻織物です。
武士の裃や僧侶の袈裟などに使われていました。
麻の皮から糸をとり、束ねて機にかけて織り、布にします。
24mの生地を績むのに24日、織るには熟練の織り子さんで10日ほどかかります。
当社では、江戸時代と同じ製法で今でも奈良晒を作っています。
商品としては、茶巾、バッグ、タペストリーなどがありますよ。
奈良の「遊 中川」本店で、築120年を超える布蔵を改装して、織機を一台運び入れています。
要予約ですが、お重ランチとセットで体験を受け付けています。
※機場での手織り体験と中川政七茶房については、現在一時休業中
よつば むむむ!
それは楽しそうですね!
中川政七商店 ぜひ、奈良の伝統を感じてもらえたらと思います。
中川政七商店は、江戸時代に創業し2016年に300周年を迎えます。
記念イベントとして、さまざまなプロジェクトが立ち上がっておりますので、ぜひご期待ください。
また、2月下旬から3月にかけて、ルミネ新宿、博多デイトス、西宮ガーデンズ、コレド室町で新店オープン、西口ルミネでは3月中の期間限定での出店もありますので、お近くのみなさまはぜひお立ち寄りください。
「花ふきん」が皆さまのキッチンで暮らしに彩りを添える存在となれば嬉しく思います。
よつば 古くから伝わる伝統を感じつつ、キッチンに立つのも良いですね。
鈴江さん、奈良の伝統的な織物の話まで、どうもありがとうございました!
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