「さしすせそ道を極める」 by 調味料マイスター養成講座

2010年6月22日

「みたらし」の由来

こんにちは。
調味料ジュニアマイスターの佐野なみえです。


ケーキからコンビニのお菓子まで、塩、醤油、味噌等の調味料を使ったスイーツは、数年前のブームから、今では定番になった感があります。
ブームになる前から、塩味が効いた豆大福、塩漬けの桜の葉を使った桜餅、砂糖+醤油のたれを使ったみたらし団子、白味噌餡を使った花びら餅や柏餅、などの和菓子があったわけで、「あまじょっぱい」「しょっぱあまい」という感覚は、日本人になじみやすい味なのかもしれません。


と考えていたところ、ふと、砂糖+醤油のたれを使った団子を、なぜ「みたらし」団子と言うか?気になっていたのですが、その答えが先日訪れた京都にありました。

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世界遺産のひとつである京都の下鴨神社の一角に、御手洗社(みたらしのやしろ)があります。ここがみたらし団子発祥の地と言われています。手前に「御手洗池」があり、土用の丑の日には、この池で足を洗うことで無病息災を願う「御手洗祭」が行われるそうです。(私が訪れた5月は水がほとんど無かったのですが、、、)
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みたらし団子の由来は、いくつかあるようで
?鎌倉時代、後醍醐天皇が御手洗池で水をすくったときに美しい泡が湧き出た。それ以来、葵祭や御手洗祭には、水泡を模した団子を神前に供え、それを持ち帰りあぶり焼きや醤油にくぐらせて食べた。
?御手洗祭の参拝客を目当てに、境内に串団子を売る店ができ、それが名物になった。
?明治時代、黒砂糖と醤油のタレをつけて食べるようになった。
と言われているそうです。


神社の隣に「加茂みたらし茶屋」があり、ここが発祥のお店とされています。
一番上の団子だけ他の4つと離れていて、人間の5体を表しているのだそうです。

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団子がほどよくあぶられて焼き目がきれいにつき、黒砂糖と醤油に葛でとろみをつけたタレがたっぷりかかっています。団子は親指くらいの小ぶりサイズなので、おやつにちょうどよいです。
甘さとしょっぱさのバランスがちょうど良く、いわゆる「甘すぎない」感じです。タレだけでも食べてしまいます。
日持ちさせる場合は、砂糖の脱水作用を用いて保存性を高めるために、タレの砂糖の割合を多くしたり、団子が硬くならないように団子に砂糖を入れたりするそうですが、おそらくこのお団子は、そのようなことが無いのでしょう。
みたらし茶屋では、みたらし団子だけでなく、醤油味に山椒がかかった団子もあり、こちらも香ばしくて、とてもおすすめです!


下鴨神社自体は奈良時代より前から、葵祭は平安時代から、お団子は鎌倉時代から、甘辛いタレは明治時代から、という具合に、お団子ひとつにも歴史の積み重ねがあるのだな、、、と有りがたく感じました。まさに、醤油スイーツの先駆けではないでしょうか?


次回の京都では、あぶり餅や味噌松風などの味噌スイーツを食べよう!と思いながら帰ってきました。

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