「さしすせそ道を極める」 by 調味料マイスター養成講座

2009年12月29日

料理の祖神をまつる「高家神社」の「庖丁式」

こんにちは。日本調味料マイスター協会事務局です。

皆さんは「高家神社」をご存じでしょうか?
日本唯一料理の祖神を祀る社として、広く調理関係者・醸造食品関係者など、料理に関わる多くの方々から信仰を集めており、南房総市千倉駅近くにある神社です。

高家神社では毎年、10月17日と11月23日に高家神社境内で「庖丁式」の奉納が執り行われています。この度、11月23日の「庖丁式」に参加したので、そのご報告です。

【庖丁式とは...】
今からおおよそ1100年余り昔、58代の光孝天皇は料理に造詣が深く、光孝天皇の命により様々な料理をまとめて後世に伝えたのが四條中納言藤原朝臣山陰卿でした。

平安時代から朝廷をはじめ、貴族社会の人々により、宮中行事の一つとして行われてきたのが「庖丁儀式」です。

庖丁とまな箸を用い、一切手を触れることなく、鯉・真鯛・真魚鰹などを調理します。
毎年、10月17日と11月23日に高家神社境内で庖丁式の奉納が執り行われています。


高家神社の石段を昇り、振り返ると雄大な太平洋が見えて本当に素敵な景色にまず感動しました。
拝殿は新しく、平成12年10月にきれいになったそうです。
拝殿の左右には庖丁塚が2つあり、料理師などの料理関係者が供養に訪れるそうです。

庖丁式は、高家神社境内で行われました。
時間になると大勢の人が集まり、静かに儀式を見守っていました。

493.jpg

まな板の上には5つの色紙に包まれたハマグリが置かれていました。
黒・・・冬
青・・・春
赤・・・夏
白・・・秋
黄・・・最高の色とされ中央に置く

また、料理する魚に花を捧げます。
その霊を慰める献花です。

506.jpg

庖丁と箸のみを持ち、流れるような一連の動きで魚をさばいていました
見ていると簡単そうですが、この動きは大変難しく、また卓越した技量者でなければならないとされているそうです

儀式を一通り見て、平安時代より伝わる「庖丁式」は、日本の伝統を今に伝える神聖な儀式だと感じました。日本の料理のココロを伝え、料理の中にも神がいるということを訴えたかったのでしょうか。

「庖丁式」を通じて、日本の伝統食文化に触れた日となりました。

調味料に興味のある皆さまも、年に2回のこの儀式に参加してみてはいかがでしょうか。


日本調味料マイスター協会
http://www.choumiryo.jp/

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