「さしすせそ道を極める」 by 調味料マイスター養成講座

2009年8月26日

自然の恵みのマヨネーズ

蒸し暑い夏の暑さから、少しずつ秋の気配を感じるようになりましたね。
マイスター伊能すみ子です。

以前から気になってはいたものの、購入する機会がなかった調味料があったのですが、姉からプレゼントしていただきました。

mayo1-ino.jpg『松田のマヨネーズ(甘口)』です。

自然食品店や一部のスーパーで見かけるこのマヨネーズ。
埼玉県児玉郡にある「(株)ななさくの郷」が製造しているものです。
とても人気があるこのマヨネーズですが、写真をみて

「あれ?なにかが違う!」

と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
以前の商品表記は「松田のマヨネーズタイプ」。
そうです。"タイプ"という文字が消えたのです!

【JAS法の大きな壁に立ち向かう】
日頃から調味料の定義を学んでいる私たちに、とても興味深いのがJAS法ですね。
『農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律』は「JAS規格」と「品質表示基準制度」からなっています。
松田のマヨネーズには、原材料として蜂蜜が使用されていました。
しかし、当時のJAS規格では砂糖以外の甘味料の使用はマヨネーズとして認められず、しかたなくタイプという表現をせざるをえなくなりました。
それが、2008年8月に「マヨネーズ及びサラダクリーミードレッシングの定義について、使用できる原材料に「はちみつ」及び「香辛料抽出物」を追加する」と改定の発表があり、正式にマヨネーズとして認められたのです。

これは、マヨネーズに限らず、すべての調味料が抱えている問題でもあります。
私たちが認識している調味料も、法律をたどっていけば、もどかしさのあるものでしょう。

【松田のマヨネーズの魅力】

mayo2-ino.jpg

一般に出回っているマヨネーズとの大きな違いは香りのやわらかさです。
ポストハーベストの心配のない国産りんご果汁100%で造った酒を発酵し、発酵過程では、アルコールを使用していません。
ツーンとした酢の強さがなく、合わせる料理の邪魔をしないのです。
油は、米澤製油の圧搾一番搾りのなたね油を使用し、卵は平飼いされた有精卵を生む環境のものです。
他にも、伊豆大島の黒潮海水からなる、天日塩平釜の「海の精」の塩など、こだわりの材料を使用しています。

やさしい香りと舌に伝わるなめらかさは、その味わいから昔ながらのポテトサラダの味だ?っと感じました。
懐かしい母の味。このマヨネーズからは、本来ある食卓のだんらんを垣間見えることができるでしょう。

 お店で見かけたら、ぜひ試してみてくださいね。

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