2009年7月28日
★「うま味」の美楽流―MIRACLE★
こんにちは。 調味料マイスターの山本美智子です。本日は、京都を旅した時に料理の美しさとおいしさに感動した、
「祇をん八咫 料理長 遠藤大輔先生」が、赤坂の料理教室で話された「うま味」のご紹介です。
京都の井戸水と東京の水による「きき出し汁」をおこないました。
どちらの水も、昆布は利尻昆布を使用し、一晩水につけじっくりだしを取り、昆布を取り出した後、火にかける、「水だし法」を使いました。
水だし法は時間がかかりますが、余分なぬめりや臭みのない、濃厚な香りの良いだしがとれます。
京都の井戸水と東京の水、まったく同じ条件ですが、写真のように色に違いがでます。味見をすると、京都のだしは甘味があり穏やかな味であり、東京のだしは少し海の香りを感じる濃い味で、違いは一目瞭然です。
この違いは、京都の井戸水は軟水、東京の水は硬水からきています。軟水は昆布の味が出やすくカツオとの相性が良く、また硬水は昆布の味が出にくく、カツオの味は出やすいのが特徴です。

京都のだしは甘みが強く色も淡いので、塩味のきいたうすくち醤油があい、東京のだしは色も濃くコクがあり、かつおの味も出やすいので、濃口醤油があいます。 水がその土地の味の源を作っているということです。
実際に、淡口醤油の発祥地である兵庫県龍野で使われている水は超軟水を使用しており、色の淡い、味の良い、香りの高い醤油が出来上がります。よく、関西の醤油は「薄味」、関東の醤油は「濃い味」といわれていますが、先人達はその土地の最高の味を求めてきたようです。

利尻昆布や真昆布は、淡い色合いで上品な味わいを持ち、関西地方で主に澄まし汁などに使われています。羅臼昆布と日高昆布は、だしの色が濃くコクがあるので醤油や味噌使いなど濃い味に適しており、関東地方で多く使われています。
東京の水は青菜の色はきれいに出にくく、紅茶もきれいなルビー色が出にくく黒色になる、と言われています。
「うま味」とは、甘味、酸味、塩味、苦味と同じ、基本味のひとつで、世界的に認められています。昆布だしのまろやかな味わいはグルタミン酸、かつお節などの魚類や肉類などに含まれるイノシン酸、干ししいたけなどのキノコ類に含まれるグアニル酸があります。グルタミン酸は、イノシン酸やグアニル酸と合わせるほうが、うま味が強くなります。
たとえば、昆布とかつお節、京都では昆布とハモの骨(イノシン酸)、洋風では玉ねぎと牛肉、中華では長ネギと鶏ガラなどを併せて使います。 トマトや緑茶、大豆、チーズにはグルタミン酸が多く含まれています。
うま味の相乗効果を生かし料理をおいしく、豊かな味わいを感じさせてくれるヘルシーな和食生活を楽しみましょう。

☆昆布の使い方
こすって洗ったりせず、乾いたふきんで軽く表面の汚れを取り除くだけで大丈夫です。昆布の表面についている白い粉(マンニットという)はうま味成分が含まれているので、注意しましょう。
※祇をん八咫銀座店は、京都の味を大切に、軟水を使った「だし」です。
祇をん八咫・祇をん八咫 銀座店他
http://www.kaland.co.jp/
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赤坂テーブルスタジオ・タキトー
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恵比寿ガーデンプレイスで料理教室をしています。
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