「ふくらむふくらむ」byパンアドバイザー養成講座

2016年1月20日

パンとお箸

 パンは手でちぎって食べるのがマナーであると聞きました。でも、すべてのパンをちぎって食べるのは難しいですよね。

 サンドイッチやピザは具が大きくてちぎれない場合があります。そんな時はナイフで一口大に切ってから手に取って食べますし、ノンフォーマルなら齧って食べたりします。揚げパンのようにベタベタするパンは衛生面からも手に持たずに食べたほうが周囲に不快感を与えないように思えます。さらに、フォーマルな場面でも手で食べるとは限らないようです。フランス料理で出されたパンにディッシュのソースをつけて食べたい場合は、一口大にちぎったパンをフォークでソースをつけて食べるのがマナーだと聞きました。
  
 ところで、今回のお題「パンとお箸」。マナー違反ですが、パンをいつもお箸で食べる人物が私のそばにいます。そう、結婚28年目を迎えた私の主人です。子供が生まれてからは教育のために再々やめるよう頼んだのですが直らないまま今にいたってしまいました。実際のところ、噛んだ断片は見せないよう食べるので不快感はなく、違和感だけが問題なのですが、さすがに28年も見続けてしまうと注意する気力も失せてしまったというのが現実です。

 日本人が最も和を意識する行事であるお正月。我が家も親戚一同とともに御節料理を詰めた重箱を囲んで今年一年の始まりを祝いました。ところで、お重の中身は典型的な御節ばかりではなく、梅形のクッキー、ラスクなどもあったのですが、お箸で違和感なく食べていました。

 パンは洋食文化でしたが、すでに日本独自の食文化に進化してしまいました。一方、和食が今世界で注目を浴び、世界各地でその地域の食材を使った和食ブームが起きています。箱膳にパンを用いた和風料理を載せ、お箸で食べるメニューの店が海外で登場するかもしれません。文化もマナーも人あってのもの。時代が変われば人も変わり、マナーも文化も変わります。
パンにお箸が添えられた光景が、違和感なく受け止められる日が来る予感のした年明けでした。

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菓子楊枝を添えたアンパンと緑茶。アンパンはすでに和の文化。

パンアドバイザー&野菜ソムリエ
 むぎの きく
http://muginokiku.seesaa.net/

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