「ふくらむふくらむ」byパンアドバイザー養成講座

2015年12月16日

全粒粉パンのススメ

 今年10月26日に世界保健機関の研究機関である国際がん研究機関IARCが、加工肉摂取による直腸がん発症リスクレベルを最高レベルとする発表をしました。それを受け、加工肉の消費が急激に減少し、スーパーの店頭からベーコン、ウインナー等が姿を消すといった混乱が起こりました。内閣府 食品安全委員会はIARC発表の見方には注意が必要との見解をfacebookに載せ、NHKをはじめとする各報道機関は消費者に落ち着いた行動を呼びかける報道がなされました。その結果、最近ようやくスーパーやデパートの店頭に加工肉(ウインナー、ベーコン等)が戻ってきました。

 ところで、2007年に世界がん研究基金 アメリカがん研究機構(World Cancer Research Fund/American Institute for Cancer Research )がFood, Nutrition, Physical Activity, and the Prevention of Cancer: a Global perspective.において発表したがん予防推奨事項(全10ヶ条)には、加工肉の節制について、すでに明記されていました。最近の一連の騒動を経て、このがん予防10ヶ条の信憑性、重要性が改めて高まった感があります。

 そこで、今回はパンアドバイザー講座のブログを通じて、全粒粉パンをおススメすることにしました。なぜなら、このがん予防推奨事項(全10ヶ条)に、全粒粉パンをおススメする根拠となる文言があるからです。

 全粒粉パンとは、通常の小麦粉だけではなく、全粒粉を用いて作ったパンのことです。通常の小麦粉は小麦の胚乳だけを粉砕した白い粉ですが、全粒粉は小麦の外皮、胚芽も一緒に粉砕して作った粉で、茶色の外皮の粉が混ざって見えます。ですから、全粒粉を用いてパンを焼くと、うす茶色の地に小さな茶色の斑点があるパンができあがります。

 がん予防推奨事項(全10ヶ条)の第4項に、Relatively unprocessed cereal(grains)の摂取を推奨する文があります。これは、精製度の低い穀類、ごはんなら玄米ごはん、パンなら全粒粉パンを食べるのが好ましいということです。
 全粒粉は、食物繊維、ミネラル、ビタミンなどを豊富に含むため、血圧を下げる、コレステロールを下げる、肌荒れの改善、整腸作用などが期待できます。これらから結果的にがん予防に結びつくと考えられます。

 パンを食べるなら全粒粉パン、このことを、どうぞ頭の隅にとどめておいてくださいね。

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「左が通常の小麦粉、右が全粒粉」

パンアドバイザー&野菜ソムリエ
 むぎの きく
http://muginokiku.seesaa.net/

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