「ふくらむふくらむ」byパンアドバイザー養成講座

2015年2月 6日

パンの名前は今を映す鏡

 パンは季節を映します。今は冬。寒さに酵母が元気を失い発酵に時間がかかります。店先では、みかん、いちご、さつまいもなど、今が旬な食材を用いたパンが並びます。
また、近年はフランス、イタリア、ドイツなど諸外国の料理に注目が集まり、バゲットにクロワッサン(フランス)、フォカッチャ(イタリア)、シュトーレン(ドイツ)などが定番商品として販売されるようになりました。
大手ベーカリー各社も小規模店も、材料やレシピの研究に積極的に取り組み、どんどん新しいパンが生まれています。
ところで販売パンの名前は、パンの種類・材料・製法・形状・食感・特徴を表す言葉が使われます。ですから、季節や流行を敏感に反映します。販売されているパンの名前をチェックすれば、パンの今が見えてきます。つまり、店頭に並ぶパンの名前は、パンの今、パンのトレンディを映す鏡なのです。

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左からベーコンエピ(フランス。エピは麦の穂の意)、きなこ揚げパン(日本)、トルティージャ(メキシコ)、いちご大福パン(日本)、クイニーアマンデニッシュ(フランス、デンマーク)、ピザ(イタリア)

 さて、パンのトレンディを知る重要な手掛かりとなるものは、パンの名前だけではありません。
パンの中でも、ある種類に特化して販売する専門店が多くあります。専門店がオープンするということは、そのパンのニーズが高くトレンディであることを表します。クロワッサン、パンケーキ、ベーグル、クリームパン、メロンパン、プレッツエルなどがそれです。今回は、日本ではまだ馴染みの薄い新顔のトレンディパンである、プレッツエルを紹介します。

~プレッツェル~
アメリカのプレッツェル専門店の日本上陸を契機にブレイクしました。プレッツエル(Pretzel)は英語です。ドイツでブレッツエル(Brezel)と呼ばれたパンがアメリカに伝わり専門店が誕生しました。
ブレッツエルの語源はラテン語のbrachitellum。組み合わせた腕の意味です。腕組み状だけでなく、棒状もあります。また、製法により、焼く前にアルカリ溶液につけて独特のこげ茶色に焼き上げたラウゲンブレッツエル(laugeはドイツ語でアルカリ溶液を意味する)と呼ばれる固いタイプのものと、ソフトタイプのものとに分かれます。

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写真の上、下はソフトタイププレッツェル、中央がラウゲンブレッツエルです。

岩塩がまぶされていますが、食べる直前に落として食べるのが一般的で、アメリカ、ドイツではビールのおつまみとして愛されています。
スープとも相性がよく、日本のプレッツェル専門店ではスープセットが販売されています。通販でも手軽に手に入りますので、スープにプレッチェルの朝食はいかがでしょうか。

パンアドバイザー&野菜ソムリエ
むぎの きく
http://muginokiku.seesaa.net/

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