2009年7月22日
みんなのパンライフ19 <"癒し"の病院内ベーカリー>(1)
全国のパン好きなみなさま、こんにちは !今月から毎月第三水曜日、『みんパン』を担当させていただくことになりました、ジュニア・パンアドバイザー2期生の影山久美子と申します。
この『みんパン』で、私の ?愛するパンたちへの想い? をみなさまとご一緒に共有出来れば・・・と願っております。どうかよろしくお願いいたします。
ある大学病院の一角に、とても院内とは思えない様な異空間があります。前日から仕込みを始め、開院の頃にはもう辺りいっぱいにその香りが漂っています。病院内ベーカリー"フルール"です。全国でもベーカリーを持っている病院は数少なく、しかしここの病院長のパンへの熱い想いから、病院内ベーカリー"フルール"は誕生しました。フルールのコンセプトは、"癒しの空間 "です。多くの患者さんたち、看病で疲れた人たちに、焼き立てのパンを食べてホッとした気持ちになって欲しい・・・治療中でパンが食べられない患者さんたちにも、焼き立てのパンの香りで温かい気持ちになって欲しい・・・そんな願いを込めて、フルールは展開しています。
フルールの最大の特徴は、実に衛生的であることです。ガラス張りのオープン工房で焼き上げられたパンたちは、病院内の細菌やウイルスに接触しないよう、すぐに定温低湿ケースに並べられ、表面が乾燥しないよう、常に蒸気が当てられ、まるでエステティックサロンにでもいるかの様に、大切に守られています。店内入口には手指の消毒スペースが設けられ、その中では11人のスタッフが交代で、顔が隠れる程の大きな帽子とマスク、手袋、ユニフォーム姿で対応しています。店内は正に無菌室のごとく、非常に高い安全衛生レベルが保たれています。衛生的であること、これが"癒し"の第一条件です !
また病院内にはいろいろな患者さんたちや、そのご家族がいらっしゃいます。闘病生活が長くなると、どうしても季節感が遠のいてしまう場合もあります。しかし異空間フルールは、季節ごとの色と香りをいっぱいにまとったパンたちが続々と登場し、いつも季節感で溢れています。患者さんたちへ季節の提案が出来るよう、いつも季節ごとの新作を考えています。
今の時期は、ピュアなピーチ果肉がずっしり入った、ジューシーな桃のパン☆
甘酸っぱくて濃厚なマンゴークリームをたっぷり包んだ、トロピカルなマンゴークーヘン☆
さっぱりレモンパン☆ サワーオレンジ☆ など、夏の味覚に季節感をそそられます☆☆☆
全てパンで作られた果物籠☆ お見舞人気です !


