「バナナが大事!」byアスリートフードマイスター 公式ブログ

2015年7月13日

第30回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記(2)

こんにちは、ばななです。
先週に引き続きサロマを完走したウルトラランナー菅野真喜さんの
完走記をお届けします。
リタイアした私は、こんな素晴らしい感動を放棄しちゃったんですね。
あらためて残念!ではどうぞ・・・。

第30回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記(2)
スタート時は曇り空でしたが、天気も良くなり日差しは強くても吹く風はひんやりとして心地よい。
キラキラ光る湖面を眺めながら、もうすでに練習で走った距離を超えているのに走れる事が楽しかった。

AFM003.jpg

初めて経験する後半は食べランとなった(笑)私設エイドでメロンの漬物を食べ、
斎藤商店のエイドでは冷たいおしぼりと熱いお茶。
冷凍のブルーベリーが美味しくて沢山食べた。公式エイドには北海道限定の炭酸飲料。
75km鶴雅ホテルのエイドではお汁粉を2杯いただきました。

しかし80km関門までは単調なサイクリングロード。
このあたりになると歩く人や心が折れて道端に座り込んでしまう人が出てくる。
周囲の負の気持ちに負けない様に軽快な走りのランナーについて走る。
大丈夫、時間も足もスタミナもまだある。次は最終ポイント、ワッカ原生花園のコース。

■試練のワッカ→フィニッシュ

往復約13kmのワッカ原生花園はサロマ湖とオホーツク海の両方を眺める事ができ、
遊歩道にはハマナスやエゾスカシユリが咲いているお花畑。
でも...小刻みなアップダウンが足をガタガタにする。
スピードも出なくなり歩いては走ってを繰り返す。
最初はゴールに向かうランナーとすれ違う事ができるので気持ちも紛れるが、
90kmの関門が近づきワッカに入ってくるランナーがいなくなると人の数もまばらになる。
寂しさに共鳴する波の音と風の音に負けない様に気持ちだけで走っていた。

ワッカを出て時計をみると制限時間まであと1時間を切っている。
ガタガタの足でキロ8分位のゆっくりしたペースで走る。
今までで一番長い残り3km..。そして残り1kmは応援の人たちが迎えるビクトリーロードとなる。

「おかえりー」「あともう少し」「ゴール目の前だよー」みんな声をかけてくれる。
その声に「ありがとー」「ありがとー」と答えるたびに胸の中が熱くなる。
地元のお母さん達が花束をもってお目当てのランナーが帰ってくるのを待っている。
その姿はまるで恋人を待っているかのよう。

前のランナーと距離を保ちつつ...

AFM004.jpg

100km・12時間26分19秒。
完走タオルとメダルをかけてもらい「ありがとう」と言い、測定チップを外してもらい「ありがとう」と言う。
色んな思いが込み上げてくるかと思ったが「ありがとう」という気持ちしかなかった。
2年かかって手に入れたメダルを見ながら完走タオルで涙を拭いた。

その後、預けていた荷物を受け取ったら急に体のスイッチがオフになり、荷物と体が重たい...。
ツアーバスに戻り、完走した人達と「体が痛い」「走ってすぐに筋肉痛になるなんてまだ若いよねー」
あそこが痛いここが痛いと喜んだ。
「みんな変態だなー」と笑いながら、私もウルトラランナーになることができたと
実感した瞬間でもあった。

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