2014年11月24日
野菜の日
こんにちは。
アスリートフードマイスターの野畑 朋枝です。
『野菜の日』の8月31日。
FC岐阜のホームスタジアム・岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われた
イベントにスタッフとして参加しました。
イベントブースが設けられたのは「屋台村」の一角。競技場までの通り沿いに
地元の特産物を使ったスタジアムグルメがズラリと並んでいます。
どの屋台からも食欲をそそられるいい匂い。あれもこれも美味しそう!食べたい・・・
そんな気持ちをグッと抑えて、クイズを通してアスリートフードについて知ってもらい
また、講座のPRもしました。
ではここで、皆さんにもブースを訪れた気分になっていただきましょう。
問1:今日はこれから試合に臨む!!という日の朝食。控えたほうが良い食品は
何でしょうか。
<1>お肉 <2>豆腐 <3>こんにゃく
問2:試合中のエネルギー切れを防ぐため、試合開始1時間から30分前にどれを
食べれば効果的でしょうか。
<1>カステラ <2>ピザ <3>サンドイッチ
問3:試合当日は、エネルギー源である炭水化物をしっかり摂ることが大切です。
エネルギー源を長時間持たせることができる№1食品はどれでしょうか。
<1>フランスパン <2>ごはん <3>パスタ
いかがでしたか?
これらは実際に会場で出題されたものです(問題は全部で6問)。
それでは答えを見ていきます。
問1:正解は≪こんにゃく≫
こんにゃくは食物繊維の多い食品。食物繊維は普段だと不足しがちで摂りたい栄養素ですが
多く摂るとおなかの調子が崩れたり、腸内ガスを発生させる可能性があるため
控えた方が無難です。ごぼう・さつまいも・きのこ類・海藻類も控えたい食品です。
問2:正解は≪カステラ≫
試合開始までの時間が短い場合は、消化が良く糖質を多く含む食品を摂るようにします。
カステラは、消化が良く高糖質で脂肪も低め。おやつ・お菓子のイメージが強いですが
この場合は、エネルギー源という大きな役割を果たしてくれます。この他にも
あめ・ゼリー飲料・砂糖入り飲料などで糖質補給します。
問3:正解は≪パスタ≫
ブドウ糖が体内に吸収されるスピードが100とすると、
フランスパンは95・ごはんは70パスタは60。つまり、じっくりと吸収されて
エネルギーを長時間持たせることができるのはパスタということになります。
フランスパンのような速いスピードの食品は、エネルギー切れを起こしたときや、
すぐにエネルギーを補給したいとき、運動(試合)直後のグリコーゲンの回復を早くしたいときに適しています。
朝、空を覆っていた雲が昼過ぎには去り、天気の心配がなくなったこの日。
ブースを開設した時はまばらだった人通りも、試合時間が近づくにつれて賑やかになり
スタッフも応対で忙しくなりました。
今回はお子様(親子連れ)が対象だったのですが、どの方も一生懸命考えて答えてくださいました。
答えに対する解説は短く簡単で、このように詳細ではありませんでしたが、
熱心に聞いてくださる方が多かったように思います。
そして、講座のPR・・・といってもなかなか難しいのですが、スポーツをしている
お子様をサポートするお母様や、ご自身がスポーツをしているという大人の方が
興味を持ってくださり、わずかな時間でしたが講座についてお話をすることができました。
あっという間に時間が過ぎていった私の"スタッフデビュー"でしたが
スタッフ同士の交流もでき、とても楽しく充実していました。
これからもアスリートフードマイスターとしての勉強や経験を重ね、活動の場を広げていけたらと思います。