「バナナが大事!」byアスリートフードマイスター 公式ブログ

2014年11月10日

食から考える「緊張緩和」と「集中力向上」

先日、あるトップアスリートの優勝インタビューで答えた言葉が
とても印象に残りました。
「ネガティブをポジティブに変えて自分に勝てたのが一番嬉しい」


特別な環境下で、心を落ち着かせ、集中力を高め、自分の力を発揮する。
この「自分に勝つ」ということがいかに難しいことか!
「自分に勝てた」人は輝いて見えます。

適度な緊張は何事にも必要ですが、極度の緊張が競技パフォーマンスに影響を与えて
しまうことは、誰もが避けたいと思っているでしょう。

練習量で不安材料を取り除く、経験を積む。
イメージトレーニングや呼吸法、音楽、アロマを利用する。
各々、緊張対策や集中力アップ対策があると思います。


では、食事(栄養素)で緊張緩和を促し、集中力を高めることはできるのでしょうか。
今回は、「緊張緩和と食」「集中力と食」について調べてみました。

【緊張緩和】
緊張緩和は「トリプトファン」と「ビタミンB6」に関係しているようです。

精神安定の働きがある神経伝達物質が「セロトニン」。
この「セロトニン」は、食べ物から摂取できません。
良質なたんぱく質の必須アミノ酸の一つである「トリプトファン」を材料として体内で合成されるとのこと。
必須アミノ酸は、体内では生成されないので、食べ物から摂取することになります。

また「トリプトファン」が「セロトニン」を生成する補助をしているのが
「ビタミンB6」。

(「トリプトファン」と「ビタミンB6」を食事以外で摂取する場合、過剰摂取による
副作用に注意が必要だそうです。)

「トリプトファン」が多く含まれる代表的な食べ物は、
大豆、鰹節、ごま、乳製品、肉類、バナナ、小麦麦芽などです。

「ビタミンB6」が多く含まれる代表的な食べ物は、
にんにく、まぐろ、かつお、牛レバー、ピスタチオ、とうがらしなどです。


更に、緊張緩和に大切なのは、こうして生成される「セロトニン」を
活性化させること。
ポイントは、「太陽の光」と「リズム運動」だそうです。

アスリートが、大切な試合に音楽を聴いたり、呼吸を整えたり、ルーティーンを
つくったり、ガムを噛んだりというのは、リズムをつくって「セロトニン」の活性化を
はかっていると言えそうです。


【集中力】
集中力に大きく関係しているのは「糖質」と「ビタミンB1」のようです。

脳のエネルギー源は「糖質」だけ。
筋肉と違ってたんぱく質や脂質をエネルギー源にできないそうです。

その「糖質」をエネルギーに変換する手助けをし、代謝に不可欠なのが「ビタミンB1」だそうです。

「ビタミンB1」が多く含まれる代表的な食べ物は、
豚肉、うなぎ、たらこ、玄米、大豆、ごまなどです。

アスリートは、「炭水化物」をしっかりと摂取し、エネルギーをためることを重視しますが、
身体のためだけでなく、脳・神経のエネルギー供給を安定的に行うためでもあることがわかります。

集中力は、試合内容や勝敗を左右する要素ですし、ケガにも影響しますので、
意識して食生活に生かしたいですね。


【玄米ご飯のガーリック&納豆チャーハン】
「トリプトファン」と「ビタミンB6」、「糖質」と「ビタミンB1」を意識した一品

AFM01 湧永さん.JPG

「トリプトファン」と「ビタミンB6」、「糖質」と「ビタミンB1」それぞれが相互作用で、
心身に役立っているのですね。
いざ本番という時に平常心を保ち、集中できるように、
日頃から「バランスの良い食事」を心がけ、準備万端にしておきたいものです。
是非実行して、トップアスリートのように輝いてみましょう!

(Written by Rie Shimane /Junior Athlete Food Mister)

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