「バナナが大事!」byアスリートフードマイスター 公式ブログ

2014年8月 4日

栄光のかけ箸

2004年アテネオリンピック。体操競技で6人の選手が栄光を手にし、一番高い表彰台の上で、笑顔で手を挙げている。
28年ぶりの男子団体金メダル。

当時私は、体操をよく知らずどんな選手が出場しているかも分からないまま、
ドキドキしながらTVの画面を観ていました。そして、鉄棒で着地が決まった時には、
歓声を上げていました。この時、体操素人の私は主人とこんな会話をしたのを、
よく覚えています。

私:「体操ニッポン!と言うけど、今までそんなに強かったの?
森末選手や高校生コンビだった池谷選手や西川選手と個人は耳にするけど・・・?」

夫:「昔は強かったけど、低迷してきて強い国を視察に行った時、日本が強かった時の資料があってね、
相手国は日本を研究してお手本にしていたのに、日本は基本を
忘れていたんだろうね・・・?」こんな会話をしていたのです。

オリンピックで代表となった方々をジュニア期に育成された、
「基本力」の著者・城間晃さんは、こう書かれています。(以下抜粋)

*基本というのは実に地味なもの
*基本とういう幹に子どもたちが枝葉を広げていく
*子供のころに基本をやるべき

著者は、ソ連(ロシア)へ視察に訪れ、やってきた正しい形を覚えこむ、美しい体操を身に付ける指導方法は
間違いではないのだと再確認し、さらに基本力を徹底していかれたそうです。
その結果、当時指導を受けていた選手たちがメダルを手にすることができた
1つの要因なのかもしれませんね。

AFM01杉岡.jpg

月日はながれ、息子が体操教室の選手クラスに入って始めに指導者が言われたことは、
「基本が大事です。今はつまらない練習かもしれないけれどこれが後に
繋がってくるから」そう言われました。
技や格好良さを優先させるのではなく、基本を大事にするという言葉を聞き、
何気ないあの時の会話が蘇ってきました。

体操の基本となる地味なトレーニングや繰り返しの練習には丈夫な身体が必要。
そして、身体の基本になるのは栄養バランスの摂れた食事だと考えます。
しかし、食卓に栄養のバランスが良い物が並んでいても、それを理解し食さないと
意味はありません。
子どもにありがちですが、ごはんばっかり・おかずばっかりの「ばっかり食べ」では、
それだけで満腹になってしまい、他のものからの栄養が摂取できなくなり、
栄養が偏ってしまいます。
ごはんが大好きなうちの子どもたちは、ごはんだけ先に食べてしまうことがよくあります。
その時に「△(三角)食べをして」と伝えても、なかなか伝わりませんでした。
あれこれ考えて・・・ "移り箸"をするのはNG!とお箸の作法の話をしたところ、
少し意識をしてくれるようになりました。
おかずからおかずへ箸を動かさず、おかずとごはんを交互に食べるか一度お箸を置く。
というお作法です。
食事をする時の基本のお箸の使い方(作法)、これもしっかり身に付ければ
食事の仕方も変わり、食べる力も付き、動ける身体も作れて、
パフォーマンスも上がっていく。
地味なことですが、子どものうちから心がけることで、しっかりとした太い幹を育てることもできます。

ニッポンの美しい体操 美しい箸遣い
何事も基本を身に付けることで
栄光への架け橋は
かけられるのかもしれませんね。

参考図書「大きく伸ばす」人の育て方 基本力 
著:城間晃 出版:ダイヤモンド社

ジュニア・アスリートフードマイスター 杉岡美恵子 

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